ウエル・ビーイング

2021年4月27日 12時25分

ウエル・ビーイング(Well-Being)。最近、よく目にする言葉です。「健康で安心なこと、幸福な状態、生き生きしていること」などと訳すそうです。2030年に向けて、SDGs(持続可能な開発目標)とともにウエル・ビーイングな生活を維持できるようにしていくことが教育の進むべき方向性として取り上げられています。英語で表記されているこの言葉は今までにない新たなもののように思えますが、実は昔からずっと大切にされてきた考え方です。富や名声を得る幸せもありますが、日々の生活を安穏に送ることができる幸せに感謝し、それを続けていくことがウエル・ビーイングなのだと思います。ウエル・ビーイングを続けるには、「やってみよう(自己実現と成長)」「ありがとう(つながりと感謝)」「なんとかなる(前向きと楽観)」「あなたらしく(独立とマイペース)」などが大切であると紹介されています。本校のめざす子供「つながる子、うみだす子、やりぬく子」、大切にしたい4つの「あ」(ありがとう、あいさつ、あんぜん、あとしまつ)などとも重なる部分が多くあります。子供たちがウエル・ビーイングに生活できる資質・能力を知らず知らずのうちに育てているのだなと学校教育、学校生活の大切さを再確認しました。幸せは自分の心が創り出すものです。今ある自分に感謝しつつ、新たな成長をめざして一つ一つ、一日一日を丁寧に過ごしていきたいものです。