品質管理検定で全国平均を大幅に上回る合格率(電子機械科)
2016年5月19日 19時44分平成28年3月20日(日)に実施された、第21回品質管理検定(QC検定)試験において、本校2年(現3年)電子機械科の生徒が受験しました。
QC検定3級では、すでに第20回QC検定試験において4級に合格している生徒11名が受験しました。試験の結果は11名中10名合格し、本校生徒の合格率は91.0%でした。(第21回の3級にかかる19歳以下の者の合格率は43.7%でした。)
QC検定4級では、はじめて受検する22名が受検し18名が合格し、本校生徒の合格率は81.8%でした。(第21回の4級にかかる19歳以下の者の合格率は74.3%でした。)
未成年の受験者の全国平均の合格率を、3級、4級ともに上回り、特に3級では47ポイント上回る好成績を残すことができました。合格者の皆さんおめでとうございます。
残念な結果となった生徒には、今後も継続指導したいと考えています。また、合格者については、就職試験や進学試験に向けての取組に向けて良い契機になればと思います。
・3級合格者の皆さん
・4級合格者の皆さん
~品質管理検定とは~
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で筆記試験を行って客観的に評価を行うものです。
日本のほとんどの企業では、品質管理が実施されています。この品質管理を実施するためには、そこで働く人々の品質管理に関する意識、能力、改善能力が重要です。この品質管理能力、改善能力といった能力を発揮するためには、品質管理の知識だけでなく、個人のリーダーシップ力やモチベーション、それらを引き出す組織体制などといった多くの要素が関係します。しかし、一番の基本となるのは品質管理に関する知識であることは事実です。
また、品質管理の知識といってもどのような問題を解決するのか、によって必要となる知識は異なります。そこで「QC検定」では、企業においてどのような仕事をされているか(これからするか)、その仕事において品質管理、改善を実施するレベルはどれくらいか、そしてその管理・改善をするためにどれくらいの知識が必要であるかにより四つの級が設定されています。
本校では安全教育や技術者倫理の学習の一環として電子機械科の2年生全員が受検しています。
試験は一般財団法人日本規格協会が実施しています。