中学校出前授業
模型自動車を用いた自動車工学の基礎
電子機械科
6月23日(火)に鳥取市立南中学校で、出前授業を行ってきました。
今回は、「設計」をキーワードとして実験を行いました。副題として「RCカーを走らせてその動きから自動車の設計要素を感じよう。」をテーマにし、工業的要素とその働きを体験してもらいました。
実験のポイント
① RCカーを走らせて、コントロールしやすくする要素を見つける。
② 設計の機械的要素である車体の重心・荷重のかかり方・駆動力の伝わり方が、ショックユニットのセッティングによりどう変化するかを確認する。
③ 設計の電気的要素であるモーターのコイルの巻き数を変更することでモーターの回転数や力の伝わり方がどう変化するかを確認する。
○授業では、まず自動車の設計についての概要を説明しました。
写真1 実験概要の説明
○実際にRCカーを操作して、その走行性を確かめて、サスペンションとモーターの調整を行います。
写真2 走行性の確認(上)と車体の調整(下)
写真3 調整後の走行(左)と生徒からの謝辞(右)
今回の体験と授業で、工業技術について「楽しさ」が伝わればよいと思いました。
実際に体験してもらうと、時間を忘れてRCカーを走行させたり、調整後の変化を確認したりと、とても熱心に取り組んでもらえました。
南中生徒さんの終わりのあいさつの中で、「モーターのコイルの巻き数の違いで、スピードが変わることを知りました。」という内容があり、少しでも授業の中身が伝わったのだなと思いました。
今後もこういった機会をとらえて興味を持てる体験の場を提供したいと考えます。