【保健室より】ノロウィルス等の予防について
2013年12月10日 16時33分冬場はノロウィルスやロタウィルス等のウィルスによる感染性胃腸炎が多くなる季節です。感染力が強く、学校等の集団生活の場
ではとくに注意が必要になります。トイレのあとの念入りな手洗いを心がけるとともに、食生活をはじめ普段の生活を見直して、免疫力をつけておくことが大切になります。
【潜伏期間】1~2日
【症 状】 吐き気、嘔吐、下痢・腹痛、発熱(軽度)
【感染経路】ウイルスが人の手などを介して口から入ることによる経口感染
例)感染した人の便やおう吐物にふれた手を介してウイルスが口に入る
例)便やおう吐物が乾燥し、空気中にただよったウイルスが体内に取り込まれる
例)感染した人が十分に手を洗わずに調理した食品を食べる
【診 断】通常は症状や周囲の感染状況などから総合的に判断されることが多いですが、ノロウイルスが原因かどうかは詳しい検査をしなければわかりません。正確なウイルスの検出は医療機関ではできず、食中毒や集団感染の原因究明などの目的で行政機関や研究機関等で行われます。
【治 療】ノロウイルスに直接効く薬は今のところありません。発症した場合には対症療法が行われます。整腸剤や吐き気止めなどが処方され、脱水症状がひどい場合には点滴となります。
【学校の欠席】ノロウイルスなどの感染性胃腸炎は、法律では出席停止にすべき感染症にはなっていません。(学校保健安全法施行
規則18~19条)ただし、主治医が出席停止にしたほうがいいという判断をした場合は、それに従うことになります。
【予防法】鳥取県福祉保健部 健康政策課のホームページをご覧ください。
【参 考】厚生労働省 ノロウイルスに関するQ&A