農業女子プロジェクト

プロジェクト名

倉吉農業発 農業女子 Re:Seed Project~
「耕作放棄地再生プロジェクト」

再生プロジェクトの目的

 全国的に問題となっている耕作放棄地の有効利用について、自ら発案し、企画・実行する。
 この活動を通し、主体性や責任感が身につくと考えている。
 一方で、農業を楽しみ、地域貢献することを目的とする。

年間計画


 農作業は1年を通して放課後や休日に行っています。

「あぐりのたね農業教室」は月1回、開催します。

 あぐりのたね農業教室 年間計画

  6月 田植え、サツマイモ定植

  7月 畑の除草作業、夏野菜の収穫、流しそうめん会

  8月 嵐が丘牧場の見学

  9月 ニワトリのと殺・食事会

 10月 稲刈り

 11月 プリン作りまたはピザ作り、畑仕事

 12月 冬野菜の収穫、カモ鍋会

  1月 もちつき・焼きイモ・豚汁会


 

活動内容


 生物科3年の女子生徒10名が活動しています。

耕作放棄地の有効利用を目的とし、校内外の土地をお借りして、稲作・畑作・養鶏をしています。

 アイガモ農法で米づくり(7a)

   うるち米「恋の予感」、もち米「ハクトモチ」

 無農薬・無肥料での野菜づくり(6a)

   コムギ、ジャガイモ、エダマメ、スイートコーン等

 屋外での平飼い・ニワトリの飼育(1a)

   今年3月、4月にふ化したニワトリ12羽

 

 月1回、地域の方々との農業体験交流「あぐりのたね農業教室」も開催していきます。

 

農業女子プロジェクト活動日誌

農業女子⑳ 卒業

2017年3月14日 10時16分

農業女子は、次のステージへ・・・
お世話になった皆様、ありがとうございました!!


3月1日、私たち農業女子のメンバーは倉吉農業高校を卒業しました。
と同時に、このRe:seedプロジェクトの活動にも終止符を打つこととなりました。
1年余りの短い活動期間でしたが、この活動で本当にたくさんのものを得ることができました。時に失敗したり、迷ったり、メンバー内で言い争いになったりと、うまくいかなかったことも多くありました。でもこの活動を始めてから出会ったたくさんの方々に見守られて、私たちはここまでやりきることができました。この活動ができて本当によかったです。私たちを温かく見守り、手助けしてくださってありがとうございました。
継続して欲しいというお声もたくさんいただいていて、私たちもまだまだ活動していきたかったので、ここで終わるのは心苦しいのですが、この活動で得た経験や皆様とのご縁を力に、農業女子はそれぞれの進路で頑張っていきます。「農業をしよう!」と燃えているメンバーもたくさんいますので、これから乞うご期待!です。
また、後輩達も私たちとは違う形で頑張ってくれていますので、これからも農高の生徒を応援してやってください。そして少しでいいので、農業や耕作放棄地のことにも関心をもっていただけるとうれしいです。



農業女子10名、これからも元気いっぱい頑張ります!!



農業女子⑲ あぐりのたね農業教室・ファイナル

2017年2月1日 11時01分

感動のフィナーレ!あぐりのたね農業教室、にぎやかに幕引き!!
1月29日、第6回、そして最後となるあぐりのたね農業教室を開催しました。耕作放棄地だった田んぼで育ててきたモチ米を使い、餅つきをしました。当日は過去最多となる40名以上の方にお越しいただき、おおいに盛り上がりました。

 
畑の野菜を使った豚汁も作りました。                  
 ヨイショー、ヨイショー、いいもちになあれ!
 
おいしいもちができました!みなさんからも大好評♪

そして最後に、参加者のみなさんの前で、耕作放棄地再生プロジェクトの総まとめの発表をしました。代表で発表してくれたメンバーの素敵な演出で、おもしろく感動的な発表になりました。
私たちのいろいろな思いの詰まった活動だったことが、みなさんに少しでも伝わっていればうれしいです。

農業女子劇団による成果発表


計6回という少ない開催数でしたが、参加して下さった皆様本当にありがとうございました。
地域の方にもっと農業への親しみを感じていただくため、耕作放棄地の活用について興味を持っていただくために始めたのがこの教室です。
最初は、活動もなんとか軌道に乗ってきた状態の私たちに農業教室なんてできるのだろうかと、開催するのをためらっていましたが、今振り返るとやっていて本当に良かったと思います。
この教室のコンセプトとして、参加者の方にはうわべの楽しい部分だけではなく、大変な部分も味わっていただきたいという想いがあったため、なるべく荒削りなままの内容を企画してきました。その結果、私たちの未熟な部分を参加者の皆様がカバーしてくださり、いっしょに教室を創り上げていくことができました。本当に楽しく、多くのことを学ばせていただきました。
この教室を通して、皆様の心に農業の楽しさや大切さを感じる「たね」がまかれたことを祈ります。この教室は終わりますが、ふとしたときに農業のことを思いだし、「たね」を育ててみて下さい。一人一人の小さな意識の変化が、やがて地域の、日本の農業を支える力になるかもしれないのですから。
お世話になった皆様に改めて感謝申し上げます。
次回、最終回です。

農業女子⑱ 第6回あぐりのたね農業教室(餅つき大会)のご案内

2017年1月11日 15時23分

あぐりのたね農業教室・ファイナル!!
私たち農業女子の思いが詰まった・・・
餅つき大会を開催します

日時:1月29日(日) 午前10時に学校正面玄関前集合
内容:田んぼで穫れたモチ米を使っての餅つき大会

*参加費は無料です。
*外で行いますので、暖かい服装でお越し下さい。
*8時30分から準備をします。一緒に準備をしていただける方がおられましたらご連絡下さい。

農業女子⑰ 年末近況報告

2016年12月22日 12時35分

恋の予感の稲こき うまい米ができたでぇ~!(12月9日)
12月に入ってしまいましたが、はでに干していた「恋の予感」を回収し、稲こきをしました。
先生に精米していただき、約120キロの白米がとれました。
さっぱりしていて甘みがあり、美味しいお米です。

 



こわいぞ、鳥インフル!高病原性鳥インフルエンザ対策も万全!
ニワトリの移動と解体(12月10日)

今年も騒がれている、鳥インフルエンザの発生。
もし鳥インフルが発生してしまった場合、発生した農場だけでなく、
農場から半径30㎞以内のニワトリも移動制限や殺処分になり、
周辺の農家さんに大迷惑がかかってしまいます。
私たちの育ててきたニワトリも、県内でウイルスが発見されてからは外に出すのをやめていましたが、
万が一のことがあってはいけないので学校の鶏舎に移動させてもらい、
何羽かはと殺して食べることにしました。

 

解体にも慣れてきて、だんだんと早くできるようになってきました。
冬になり脂がのった肉をみんなで美味しくいただきました。


第5回あぐりのたね農業教室 
~収穫おめでとう!カモさんありがとう!カモ鍋パーティー~
(12月17・18日)

アイガモ農法での米作りに活躍してくれた、17羽のアイガモたち。
最後はぜひ、自分たちの手でと殺・解体し、食べるところまでしよう!
ということで、今回のあぐりのたねは皆さんお待ちかねのカモ鍋会をしました。

17日はカモ7羽をと殺し、さばきました。

 
解体のときは真剣!でもつねに楽しむ、それが農業女子。

18日は畑の野菜を収穫し、鍋を作りました。
 
畑ではハクサイ、ダイコン、ニンジン、カブ、水菜が育っています。子ども達も楽しそうにとっていました。
 

お母さん達のてきぱきとした準備で鍋が完成!鍋奉行3人が鍋の極意を指導してくださいました。
かも肉、畑の野菜、アイガモ田で育った「恋の予感」・・・と、
かつては耕作放棄地だった農地からみんなで育ててきた農産物が盛りだくさんの鍋でした。
なにもかも本当においしく、ここまでやってこれてよかったなあ、としみじみ感じた一日でした。


お世話になった地域の方にお礼に回りました(12月22日)。
田んぼの所有者さん、お世話になった農業大学校、四王寺営農組合の方々に、
収穫した「恋の予感」を持ってお礼に参りました。


四王寺営農組合代表理事組合長・坂根國之さまと記念撮影


1月は最後のあぐりのたね農業教室、餅つき大会を開催します。
日程はまたホームページに掲載します。皆様ぜひ、お越し下さい。

農業女子⑯ マルシェの報告とあぐりのたね農業教室のご案内

2016年12月6日 15時54分

 中部クリスマスマルシェに出店しました(11月27日)。
 ええもんを、届けたい!
 中部の女性農業者グループの皆さんにお世話になり、上灘公民館で開催されたクリスマスマルシェに出店しました。私たちは自分たちが育てたモチ米、サツマイモを販売しました。さらにモチ米で餅をつき、かき餅にして販売しました。

 準備風景です。
 

 
 製品を作るだけではなく、シールをデザインしたり、きれいに袋詰めしたり、値段を決めたりと、販売に至るまでにはたくさんやらなければならないことがあると分かりました。また、どうすれば売れるのかを考えながら作ることが大切だとも思いました。


 当日は多くの方に買っていただくことができ、うれしかったです。
 また、女性農業者の方達からのアドバイスで、商品のパッケージやかごなどをおしゃれにしたり、レシピを付けたりして手にとってもらいやすくする、といった工夫を怠らないことが売上アップにつながると学ぶことができ、よい経験になりました。



第5回あぐりのたね農業教室のご案内
 ~カモよ、ありがとう。最後はおいしくいただきます!~
日時:12月18日(日)  8時45分に学校正面玄関前に集合
内容:冬野菜の収穫、カモ鍋パーティー
持ち物:汚れてもいい服装、軍手
参加費:200円(小学生以下は無料)

サイズ
なお、前日(12月17日)にカモをさばきますので、参加されたい方は、朝9時に嵐が丘の畜産管理室前にお越し下さい。
当日にはカモは解体しません。

みなさん、カモン!!

農業女子⑮ 六次産業化、いよいよ本格化!

2016年11月25日 17時14分

六次産業化、いよいよ本格化! 
~農業は作って終わりじゃありません!~

11月27日(日)、上灘公民館にて、「頑張ろう中部!クリスマスマルシェ」が開催されます。
私たち農業女子も、そこに出店させていただくことになりました。初の校外での販売、そして初の六次産業化の実践です。販売する商品は、以下のものです。

左から、かき餅、モチ米、さつまいも です。

皆さん、ぜひおいでください!

農業女子⑭ 第4回あぐりのたね農業教室の報告

2016年11月15日 17時05分

第4回あぐりのたね農業教室
待ちに待った、「恋の予感」稲刈り!(11月13日)
さわやかな青空の下、ついにうるち米「恋の予感」の刈り取りとはでかけを行いました。
「恋の予感」は、6月に開催した第1回農業教室で地域の方と一緒に手で植えたものです。
今回の参加者は5名で、いつもに比べると寂しい感じもありましたが、みんなで協力しながらはつらつと作業しました。

 
まずは生徒が刈り方を教えます。                                                                                  田んぼの中は乾ききっておらず、泥に足を取られながらの稲刈りは大変でした・・・
 
バインダーという機械も大活躍                                                                              すべて刈り終わりました!無事に収穫できて晴れ晴れとした気分です。
 
はでかけでは、仲良し夫婦の連携プレーが素晴らしく、あっという間に終わりました。
作業後は、事前に刈り取っていた「恋の予感」で作ったおにぎりを、みんなでパクリ!ツヤツヤで、                   とってもおいしい!

 
刈った稲のうち半分は、トラックで運んで校内のハウスで干しました。                                  いっぱいとれたぞー!!

アイガモの世話をしたり、いもち病の発症があったりと、色々大変な米作りでしたが、      こんなにたくさんのお米がとれて本当に感慨深いです。
皆さんに収穫物を振る舞う機会を設けようと思っていますので、お楽しみに!



モチ米の稲こきをしました(11月12日)
先に収穫していた「ハクトモチ」をハーベスタという機械にかけ、脱穀をしました。
収量はもみ付きの状態で、260㎏でした!いろいろと加工していきたいと思います。

 

予告

11月20日(日)、鳥取県中部地震の復興を願って、                                              中部の農業をしている女性達が三朝町で農産物を販売します。
私たちもそこで、モチ米を使った加工品とサツマイモを販売する予定です。
三朝町の「朝MARCHE(マルシェ)」 ぜひ、お越し下さい!

農業女子⑬ 10月の活動まとめと第4回あぐりのたね農業教室の案内

2016年11月6日 11時28分

サツマイモの収穫をしました(10月10日)
6月のあぐりのたね農業教室で皆さんと一緒に植えた、「鳴門金時」と「安納」を収穫しました。
とてもたくさんとれて、びっくりしました。これから何に使おうか、ワクワクしています。


カボチャ、ジャガイモ、卵を使って、レッツクッキング!(10月10日)
夏に収穫して貯蔵していたカボチャとジャガイモ、そして、私たちが飼っているニワトリが産んだ卵を使って、料理をしました。作ったのは、いももち、スペイン風オムレツ、カボチャプリンです。おいしくできました!
 

モチ米の稲刈り(10月15日)
ついに、稲刈りの時がやってきました!かまとバインダーで刈り取り、はでかけもしました。
 
 

うるち米「恋の予感」は、お米甲子園へエントリー!(10月20日)
昨年本校のミルキークイーンが一位をとった、第七回全国農業高校お米甲子園に、私たちの育てた「恋の予感」を応募しました。さて、どんな評価を得るのか・・・?
 

倉農祭の模擬店に出店!おかげさまで大盛況!(11月3日)
私たちの畑で育った野菜を使い、大学いもとジャガイモのスープを販売しました。あっという間に売り切れてしまいました。お味はいかがでしたか?


モチ米を脱穀しました(11月5日)
はでで干していたモチ米を、ハーベスタという機械で脱穀しました。
また、モチ米の残り半分を刈り取り、ハウスの中で干しました。
 
                                    日が沈み、車のライトを当てながらはでかけをしました。



第4回あぐりのたね農業教室のご案内
日時:11月13日(日) 8時45分に学校正面玄関前に集合
内容:「恋の予感」の稲刈り、はでかけ、「恋の予感」を味わう
持ち物:汚れてもいい服装、長靴、軍手、飲み物

小雨決行

農業女子⑫ 秋の近況報告

2016年9月26日 17時25分

土手に広がる赤いじゅうたん
田んぼの土手に群生する、ヒガンバナ。彼岸の農村の風物詩。真っ赤な花と緑の稲穂、そして青い秋の空とのコントラストが際立つ。この景色をいついつまでも残していきたいと思います。

 
 

稔る稲穂に忍び寄る影・・・
美しい景色が広がる一方で、田んぼには病気や害虫も見受けられます。

これは穂イモチという病気におかされた稲穂です。私たちが防除に苦しめられたイモチ病の、穂に症状が出てくるタイプです。
近いうちに農薬散布以外の方法で防除したいと思います。


この虫はニカメイチュウといって、稲の茎に入り込んで穂を枯らしてしまう害虫です。


秋野菜の種まきをしました(9月15,16日)
畝たて、マルチ張りから始め、ハクサイの定植と、ダイコン、ニンジン、ネギ、キュウリの種まきをしました。
 
 
 くわで畝を立てた後、種をまきます。                「腹が減っては戦はできぬ」。休憩も大事です。


 
23日に見に行くと、芽が出ていました。元気に育って欲しいです。

農業女子⑪ 第3回あぐりのたね農業教室の報告

2016年9月11日 11時17分

第3回あぐりのたね農業教室を開催しました(9月10日)。

今回のテーマは「いのちをいただく」。ニワトリのと殺、解体をし、焼き肉をしました。
12名の方にご参加いただきました。

 
 参加者の方にニワトリを捕まえてもらうところから始めました。すばしっこくて、なかなか捕まえられません!
 4羽捕獲しました。

 
 頸動脈を切って殺した後、羽をむしります。

 
 まずはもも肉を切り外します。農業女子による説明の後、参加者の方にも実際にやってもらいました。
 内臓の勉強もしながら切っていきました。みなさん初めての経験で興味津々!熱心にやっておられました。

 

 いよいよ、焼き鳥パーティーです!もも、むね、内臓などの部位ごとに分けてそれぞれの味を楽しみました。
 外でたくさん歩いていたニワトリなので、肉が締まっていてうまみがあり、とてもおいしかったです。
 特に精巣はとろっとしていて大人気でした。

今回の教室では、参加者の方と一緒に、いのちについて考えていきました。
私たちはおいしいニワトリを育てるために一生懸命世話をしてきました。そのニワトリを今回、真剣に解体して楽しくおいしく食べることができました。ニワトリさん、ありがとう!


カモを田んぼから撤収しました(9月1日)

出穂してカモが稲穂を食べてしまわないように、田んぼから嵐が丘牧場へカモを移動しました。
これから、冬にするカモ鍋会に向けて、肥育していきます。

 田んぼでのお役目終了!お疲れ様!


ニワトリの卵でスイーツを作りました(9月4日)

プリンとシュークリームを作りました。おいしくできました。




地域の方と一緒に、水路掃除(9月11日)