PTA便り
行事の参加報告大会の結果報告
 
部活動や行事での生徒たちの表情を、保護者の目線でお伝えします。
また、PTA各専門部の活動などについても情報を発信します。

topics

鳥取県高等学校PTA指導者研究大会

2014年1月24日 19時35分

鳥取県高等学校PTA指導者研究大会

        11月30日(土)  10:00~15:00  場所;倉吉未来中心

講演 「加齢医学から考える高校生活の過ごし方」
東京大学大学院医学系研究科加齢医学  秋下 雅弘 教授 (倉吉市生まれ)

特に認知症予防に必要な知的活動、身体活動、社会交流の在り方について医学的データから加齢変化パターンなど具体的な説明があり、命に関わる問題、死とは何かを問いかけられる講演でした。その中で、歳を重ねても物事を総合的に判断する能力は衰えることなく段々高まっていくとの言葉がありました。老いても考えることを続けていきましょう。

分科会テーマ:「ケータイ・スマホの現状と課題」(第1分科会)
       「キャリア教育とPTA」    (第2分科会)


第1分科会 「インターネットに潜むワナ」
鳥取県警察本部生活安全部生活環境課  平木 孝史 警部補 の講演

インターネットの注意点として「世界中から見られている。一度書いたことを取り消せない。誰がやったか分かる」があり、高校生に関わる犯罪として「掲示板への悪口、サイトで知りあった人とのわいせつな行為」があるなど、インターネットに潜むワナの話があった。

第2分科会 「地域の『つなぎ手』を育てる ~キャリア教育・ふるさと教育の今を考える~」 
隠岐國学習センター  豊田 庄吾 センター長 の講演から

人は社会の中で自分の役割を果たしながら生きる。いまの高校生には、社会の中での役割が与えられていない。結果として社会の中での自分の役割がわからず、ただ勉強だけをしていればそれでいいのだという考え方が、親にも教員にも子供にもある。
PTAの役割
(1)一人一人のキャリア発達を支援する
(2)保護者も「地域や産業界等の人々」として、学校で行われるキャリア教育に積極的に協力する
(3)地域を支えようとする人材を育成する

講演後の鼎談から
県教育審議会の答申でも示されているように、郷土を愛する心を養い、県内にあっても、県外にあっても、ふるさと鳥取県の活性化に貢献しようとする人材を育成する。すなわち、積極的に地域との関わりを持たせ、ふるさとを愛する心を育てる。
このことが、地域をつなぐ・つくる役割の担い手を育てるために必要である。

結論として、キャリア教育とは「子ども・若者が、社会の一員としての役割を果たすとともに、それぞれの個性、持ち味を最大限発揮しながら、自立して生きていくために必要な能力や態度をそだてる教育」である。

今一度、子ども達と地域の関わり方を見直してみる必要があるのではないでしょうか。