このプロジェクトは、風情ある智頭宿の街並みの魅力を目指して実施しているもので、森林科学科と生活環境科の生徒が、智頭宿の活性化に取り組むプリザーブ智頭宿さんや藍染め工房ちずぶるーさん、藤縄建具店さんと協同で、「格子戸」と「藍染めのれん」を制作しています。

今年度は１軒の格子戸と２軒の藍染めのれんを制作しました。

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　JR智頭駅の完成した藍染のれん

智頭駅ののれんは、縫い絞りで智頭の山並みを表現しました。ここに書かれている「ようきんきんさったなあ～」「また来んさいな」は駅長さんの字体を抜染したものです。

智頭駅は町の玄関口ということもあり、のれん受けにもこだわり、杉をモチーフにしたものを本校で作成しました。とても素敵なのれん受けが完成しました。
　



　　　「森の３７３」の完成した藍染めのれん

また、町民グラウンドにあるカフェ「森の３７３」ののれんには、板締めという技法を使った市松模様のれんを制作し、大変喜んでいただくことができました。

２枚ののれんを制作した生徒は、「依頼者の方の気持ちに寄り添い、ご希望を形にするのは難しかったですが、喜んでくださるところを想像し、頑張ることができました。」と感想を述べていました。

格子戸は、森林科学科　木材加工コースの３年生が藤縄建具店さんのご指導のもと、制作しました。
今年度は、智頭宿内にあるゲストハウス「楽之（たのし）」さんから依頼をいただき、設置しました。格子戸を作った生徒は、「２階部分ということもあり、取り付けにかなり苦労した。」とのことでした。

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「楽之（たのし）」に設置された格子戸

生徒たちは、格子や染め物を通して、智頭への愛着を深めています。智頭町へお越しの際はぜひ生徒の作品をご覧ください。

朝食欠食の解消と食事バランスの重要性について学習した後、カードを使い実際に朝ご飯を選ぶ活動を行いました。



今回の調理実習では、からだ想いの健康レシピ～簡単おいしい朝ごはんレシピ～の中から、「お湯を注ぐだけ！みそ玉のお味噌」と「レンジで３分！簡単★鮭と塩こぶのチャーハン」を教えていただきました。



「みそ玉はアレンジしたり、冷凍もしておけるので便利ですよ。」「みそ玉を作っておくと緊急時の保存食としても活躍しますよ。」「チャーハンの鮭をツナに変えてもおいしいですよ。」など一緒に食事をしながら教えていただきました。

今日の実習は普段の食生活の改善に生かすことができる貴重な機会となりました。

　
　　賞状伝達
　・第五十二回鳥取県小・中・高児童生徒地域研究発表会
　　　鳥取県知事賞　題名「智頭農林高校の智頭町内における経済効果及び本校の存在意義について」　地域研究同好会　２名

　・令和元年度森林・林業交流研究発表会日本森林・林業振興会会長賞　３名　
　・令和元年度鳥取県高等学校柔道新人戦　
　　　種目　柔道女子個人　１位
　　　種目　柔道男子個人　３位　
　・令和元年度鳥取県高等学校空手道新人戦大会　種目　空手道　男子　個人形３位　２名

　・全国高等学校家庭科被服製作技術検定　被服製作洋服２級合格　１名　
　　全国高等学校家庭科食物調理技術検定　食物調理２級合格　　１名
　・トレース技能検定試験３級合格　１名
　・技能検定３級合格　
　　造園　４名　　園芸装飾　１名　　フラワー装飾　２名
　
　終業式では、校長先生から「５つの誓い」についてのお話がありました。


　事故により「一生、寝たきり」と宣言され、自殺未遂までした中学校教師の腰塚勇人さんが、家族や生徒の応援と感謝の心により奇跡の復活を遂げました。「５つの誓い」とは、「命の喜ぶ生き方をする」そのために、それを具体的に行動に移すための自分との約束のことです。

　口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう・・・
　目は人のよいところを見るために使おう・・・
　耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう・・・
　手足は人を助けるために使おう・・・
　心は人の痛みがわかるために使おう・・・
　　　
みなさんもぜひ、この誓いを心に留め生活してほしいと思います。

新学期にまた元気に会いましょう。