3学期始業式校長挨拶

2013年1月16日 12時43分

  第3学期本校始業式     
 明けましておめでとうございます。みんなで元気に第3学期の始業式を迎えられることを嬉しく思います。今年のお正月は久しぶりに雪のない晴れ晴れとしたお天気で、平成25年がいい年になるような予感がします。みなさんも家族や親戚の人たちと、「今年もよろしく」「今年もがんばろう」と声を交わしたことでしょう。  正月の挨拶は、「明けましておめでとうございます。」ですが、どんな意味でしょうか?英語では、A Happy New Yearと言って、「新しい年が幸せでありますように」という思いがこめられているように、新しい年に希望や夢、目標をもち、新たな気持ちで出発しようという意味です。今年も鳥ろうの「たちつてと」をいつも頭において頑張りましょう。
 今日は、「て」の「徹底して続ける」のお話をします。江戸時代の学者に新井白石という人がいます。新井白石が小さいころ、お父さんが白石に次のようなことを話しました。「お米の入っている米びつから、一粒だけ米を取っても、減ったとは分からない。反対に、一粒入れても増えたかどうかは分からない。しかし、一年、二年続けると減ったか増えたかは明らかに目に見えてくる。勉強も同じで、一日勉強したから賢くなるわけではなく、また一日怠けたからできなくなるものでもない。しかし、一年、二年続ければ必ず変わってくる。」と。
たった一粒の米、それは「たとえどんな小さなことでも」というたとえです。「漢字を毎日10文字ずつ練習する」「自分から挨拶をする」「縄跳びの練習をする」「友達に親切にする」「汚れているところをきれいにする」など、どんな小さなことでもよいから「続けることが大切だ。」「続けていくことで、すばらしい自分に変わっていくのだ。」と白石のお父さんは、白石に教えたかったのです。
 
  さて、この3学期登校する日は、今日を入れて49日間。卒業生は、40日間です。この短い一日一日を、どんな小さなことでもいいので、自分で決めて、「これをやった、これができたと言える」ようにしてほしいと思います。みなさんそれぞれが、心の目標に向かってわくわくしながら3学期を有意義過ごしてください。   
             平成25年1月10日(木)


    教頭先生が代読