このたび、鳥取西高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における理科教育の普及活動の一環として、下記のとおり「SSHサイエンスガーデン」を企画しました。これは,本校生徒・教員が鳥取市内の小学校の児童を対象に、高校で扱う科学実験などを安全を確保しながら指導することで、児童の科学的な興味関心やコミュニケーション能力を育成することを目的としたものです。詳細は添付のチラシ及び案内をご覧ください。
開催日 令和5年11月2日(木)
午前の部 午前10時から正午まで
午後の部 午後1時30分から午後3時30分まで
※当日は、やってみよう!でー(day) (体験的学習活動等休業日)です。
場所 鳥取西高等学校 理科室
※受付は鳥取西高等学校正面玄関です。
R05_SSHサイエンスガーデンチラシ.pdf R05_SSHサイエンスガーデン案内.pdf
9月15日に、今年度の海外研修(アメリカ、ラオス)の生徒・保護者向け説明会を開催しました。アメリカ研修は10月13日から、ラオス研修は10月3日から開始します。
國岡校長の挨拶に続いて、引率教員による説明を行いました。ラオス研修では現地スタッフもオンラインで参加して説明してもらいました。
現地での調査研究活動に計画を立て、健康に留意しながら充実した研修になることを願っています。



9月3日(日)から8日(金)の5泊6日の日程で今年度のSSH沖縄・西表島フィールド研修を実施しました。本年度は1年生4名、2年生6名計10名が「マングローブ班」、「魚類の体内のマイクロプラスチック班」、「海岸に漂着するプラスチック班」の3班に分かれてフィールド調査を実施しました。本来8月に予定していたものが台風の影響で1ヶ月延期されましたが、無事に全日程を実施することが出来ました。
今後調査内容をデータ化し、考察したものを研究成果として校内外で発表する予定です。
〔本研修の主な内容〕
船浦湾周辺でカヤックを使った調査、船浦港での魚類調査、星砂の浜でのビーチクリーン活動とプラゴミ調査、夜間の生物調査、野生生物保護センターでの研修等
〔生徒感想(一部抜粋)〕
・西表島に実際に行って砂浜とか海岸を歩いてみるととてつもない量のゴミが植物の下にあったりして、川の方にも流れ着いていたのでとても衝撃を受けた。現実を目の当たりにして初めて本当に海洋プラスチック問題に向き合おうと思い、ただ事実を知識として得るだけでは沸かない気持ちになった。研修を通して自分は海洋プラスチック問題を自分ごととして考えられるようになった。
・この研修を通して、新しいことを発見し計画を立てる力が少しついた気がする。今まで計画を立てず行動したり、何か新しいことを知ってもそれを利用しないことがあったが、この研修でどのように考えることが大事なのかが少しわかった気がした。
・今回ほど、植生や地形、文化の異なる体験をしたのは初めてだった。見るもの全てが新鮮で、例えば海の色でも、これまでの概念とは違っていた。鳥取や日本の本土の自然や文化が全てではなく、外には違った世界が広がっていて、色々な価値観があるということを、国内の研修ながら感じた。
・調査も始めるまでは何をするかよく分からなくて不安だったが、調査を始めてからは、どんどん興味が湧き、自分から調査をしたいと思えるようになった。西表島研修プログラムに応募して良かったと心から思えるような貴重な体験ができて、本当に良かった。一生忘れない6日間になった。


9月7日(木)、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターにおいて、本校希望生徒16名を対象に、鳥取グローバルESD研修「人形峠の地下資源と水」を実施しました。この研修は、人形峠の地下資源について科学的に正しく理解するとともに、鉱山の廃止措置に伴う坑廃水処理を知ることにより、水に関する諸問題について考えるきっかけとすることを目的としたものです。研修では、日本で唯一のウラン坑道の見学や、鉱山施設の廃水処理について学びました。また、放射線測定実習を行い、ガイガーカウンターやシンチレーション検出器を用いて、様々な試料からの放射線を測定しました。
生徒感想
・日本の地下資源採掘技術についてさらに知りたくなった。
・鉱山の坑水処理にこれほどの手間、施設が必要だとは知らなかった。貴重な体験ができた。

