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つくばプログラム産業技術総合研究所研修

2022年11月14日 14時00分

11月7日(月)~9日(水)、つくば市にある産業技術総合研究所(産総研)計量標準総合センターにて、つくばプログラム産業技術総合研究所研修を実施し、1、2年生の希望者10名が参加しました。

産総研計量標準総合センター(NMIJ:National Metrology Institute of Japan)は、日本における国家計量標準機関(NMI: National Metrology Institute)で、メートル条約の下、日本の計量や物理量の単位を司っている組織です。いわば、日本における計量標準の頂点です。

「光の干渉を用いたブロックゲージの長さ測定」と「ノギスの校正と三次元計測」の2つの実習を行いました。「光の干渉を用いたブロックゲージの長さ測定」では、産業や社会で長さの基準となるブロックゲージの正確な寸法を測定するため、3色の光を用いて干渉計測を行い、合致法でブロックゲージの正確な寸法を決定しました。その精度は、数十ナノメートルです。「ブロックゲージを用いたノギスの校正と三次元計測」では、目盛り狂いのあるノギスを、ブロックゲージを基準としてノギスを校正しました。校正では、最小二乗法や逆関数を利用して、測定値を正確な値に近づけました。また、三次元測定器の原理を学ぶとともに、測定誤差について考察しました。最終日には、研修報告会を行い、測定の結果や考察などを発表しました。

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