本日の実習内容は
Consommé julienne　コンソメ ジュリエンヌ
Pork sauté a la Hawaiiann　ポークソテー　ハワイアン

そういえば「コンソメ」と「ブイヨン」って何が違うの？
ポテチにコンソメ味ってあるけど
ブイヨン味って無かったような・・・

「ブイヨン」とは牛や鶏などのガラと香味野菜で煮出した「ダシ」
その「ブイヨン」に更に牛ミンチや香味野菜、卵白などを追加して
濃く煮出したスープが「コンソメ」・・・・
ブイヨンが「だし」に対して、コンソメは「追いガツオの澄まし汁」といったところ。

実は「コンソメスープ」竹内先生の得意料理・・・
ホテル勤務時代にコンソメスープといえば竹内
厨房では「コンソメのタケ」という二つ名で呼ばれていたとか。

豚ロースのソテーとパイナップルで「ハワイアンソテー」
パインの甘酸っぱさとポークの肉汁
前回のカナールソテー・ア・ラ・ビガラート（鴨のオレンジソース）も
甘じょっぱい系　これもうまそうです。

「栄養」の授業で学んだ知識と「調理実習」で習得した技術で
自分のお弁当作り～

いつもは作ってもらう人、普段から自分で作ってる人、それぞれあれど今日は自分で

Canard à la bigarade（カナール　ア　ラ　ビガラード）
カナール：鴨（今日は合鴨）
bigarade　ビガラード：ビターオレンジ　いわゆる橙（ダイダイ）の事
グラニュー糖をカラメル状に焦がして
ビネガーやオレンジ果汁・フォンドボーで煮詰めたソース
オレンジの酸味とキャラメルの苦みが加わる深い味わいが特徴のソース。
日本では鍋料理でおなじみの鴨と橙(ポン酢)の組み合わせ。
フランス料理でも使われるんですねぇ


そして、ジャガイモのクレープを添えます。

並行してガルニ（温野菜）も作るのですが
「えーと　何を入れるんだっけ」とグラッセの作り方を忘れる2年生

2年生の終わりから準備を始めて、１学期中に研究を終え１０月中に発表。
通常の３倍のスピードで進めなければならない調理コース。

アンケートでスムージーに期待する「美容」というキーワードを追求する研究

ビクトリア女王のオレンジの髪飾りをモチーフにシュガークラフトに挑んだ研究

寿司の歴史を調べ上げ、現代風の寿司の創作に挑む研究

卒業作品展に欠かせない飾りパンに関する研究

中でも関心を引いたのがジビエを使った巨大バーガーづくりに関する研究
昨年の桃饅頭の研究とジビエ料理に関する研究からインスピレーションを得て
ジビエバーガーをビッグサイズするというテーマでした。
大きくするにも一筋縄ではいかず研究は試行錯誤の連続。
先生方に手伝ってもらいながら何とか形になりました。

赤いトマトの南高専用バーガー・・・
きっと３倍美味しいです

新米おにぎりの無料配布では、一日で１０００パック（２０００個）を配りました。

元気なあいさつでお客様もみんな笑顔で返してくださり、達成感を得ることができました。

そのほかにも栄養士会のお手伝いもさせていただきました。

JAの野菜売り場では袋詰めや販売のお手伝いをさせていただき、JAの方からもたくさん感謝の言葉をいただくことができ、本当に２日間で大きく成長を感じることができました。

ゲストのANZEN漫才のお二人も本当に気さくに声をかけてくださり、記念写真も快くというか、写真撮るー？って言ってくださり、以前からファンでしたが、益々応援したい気持ちになりました。本当にありがとうございました。

たくさんの方々のいろんな面を見て、大変なことも嬉しかったこともありましたが、参加してよかったと生徒が言ってくれて本当に良かったです。

状態の良い天然鯛がそろうのは希なんです。

本日の実習はpoisson à la florentine（ポワッソン　ア　ラ　フロレンティン）白身魚のフェレンツェ風（白身魚とほうれん草のグラタン）
Salade de Fruits de Mer(サラダ　ド　フリュイ　ドゥ　メール)海の幸のサラダ　～竹内先生特製梅肉ドレッシングを添えて～

いやいやワタシは知っているぞ！
そのロケットみたいなやつは「チコリ」でしょうが！


え～とですね、そのロケットみたいな野菜
和名が菊苦菜（キクニガナ）
学名がcichorium intybusチコリウム　インティブス
フランス語でEndive（アンディーブ）
英語だとChicory（チコリ―）

チリチリしたほうが
和名で菊萵苣（キクジシャ）
学名がcichorium endiviaチコリウム・エンディビア
フランス語でChicorèe（シコレ）
英語でEndive（エンダイブ）

つまり、英語とフランス語で似たような名前で入れ替わってるんです。

南校では調理現場で使われるフランス語名にしています。

ドリア（Doria)は日本の生まれのれっきとした洋食。
横浜のホテルのサリー・ワイル料理長のアドリブ料理
Homard Tourville（オマール海老のトゥールヴィル風）を日本人の口に合いやすいように改良したものと言われています。
サリー・ワイル料理長は、ナポリタンを考案した入江料理長（鳥取県出身）のお師匠さんなのだとか。