1月9日(火)、3学期の始業式がリモートで開催されました。
校長から、冒頭、元日の石川県能登半島で起きた地震について、被災された方々、ご家族、関係者の皆様へのお見舞いの言葉がありました。
その後、米子市の「新年のつどい」での伊木市長からの「未来は確たる意思と行動で創られる」というメッセージを紹介され、世界平和に向けての解決策は「教育」であると主張されたマララ・ユサフザイさんの国連でのスピーチ(2015年)を視聴しました。
また、県教育委員会が県立高校24校すべてに「ミッション(存在意義・役割)」を定められたこと、本校のスクールフォーカスとして、「探究学習」に加えて、「英語教育」の重点校に指定されことを話されました。
<米子西高校スクール・ミッション>
米子市と「ふるさと教育」における連携に関する協定を締結する学校として、地域課題解決型の学びや高等教育機関との連携による探究的な学びをとおして、多様な価値観と実践的な課題解決力を身に付け、グローバル社会の一員として、持続可能な社会を創造する人材の育成を目指します。 |
最後に、今年は「チャレンジ」というスローガンに「チェンジ」を加え、「心を新たにして、なりたい自分の実現に向けて、チャレンジしてチェンジしていく1年としましょう。」と呼びかけられました。


この1年間の生徒の皆さんの健康と活躍を祈念します。頑張れ米西高生!
教育長表彰・教育委員会表彰・読書感想文コンクール・読書体験記コンクールで表彰された皆さんです。おめでとうございます。



教育長表彰
3年 中野咲さん・藤田玲亜さん
鳥取県教育委員会表彰
3年 村尾采音さん
鳥取県高等学校図書館教育研究会主催 読書感想文コンクール
最優秀賞 2年 角弥笑さん
令和5年度全国高校生読書体験記コンクール鳥取県審査会
佳作 1年 三上歩未さん
佳作 2年 髙濱優芽さん
屋上防水と外壁補修のため、昨年10月から足場とネットで覆われていた同窓会館ですが、このように新しい姿に生まれ変わりました!
施工業者の日南振興株式会社さん、ありがとうございました。


校長挨拶では、12月初めの1、2年生対象の講演会講師の小林いずみ氏からいただいた「生徒の皆さん達が、意思を持って自分の道を切り開いていかれることを切に願っています」というコメントを紹介され、2学期も、生徒たちが勉強や部活動、自主的な活動など、様々なチャレンジをしてくれたことをたたえられました。
さらに、様々なチャレンジができる「学びの環境」について、3始点固定の生活習慣が確立されること、人間関係は難しいものなので、コミュニケーションの力が必要なことを話されました。
特に、コミュニケーションスキルは、1年次からの体験的なプログラムにより、生徒の皆さんにはすでに身に付いている点を指摘されました。
また、この1年を通して考えてきた、「何のために学ぶのか」ということを、生徒達が、自分の言葉で答えてくれたことを紹介され、他者の意見を聞くことで、再度考えてみる機会となり、自分自身の考えに変化が生じ、新しい考えが生まれてくるのではないか、と問いかけられました。
生徒の皆さん、少し早いですが、良いお年をお迎えください。皆さんにとって、来年が本当に良い年となることを願っています。

地域人材活用事業「市内に在住する外国人との交流(第2回)」を、2学期保護者懇談会中の12月21日(木)午後1時から午後3時まで、大会議室で開催しました。
米子市内の東亜ソフトウェア株式会社及び関連会社に勤務する外国人5人(ロシア、インド、ブラジル)、本校ALT2人(アメリカ、イギリス)の海外出身の方に加えて、昨年度にオーストラリアで短期海外体験した生徒1人が体験報告をしました。
国ごとにコーナーを設け、参加者は興味あるコーナーを自由に移動して交流を楽しむというかたちで実施しました。
参加した本校生徒は25名でしたが、ほぼ全員が2時間まるまるかけて各国の人と交流しました。なかなか席移動も進まなかったので、30分で席移動するというルールを作らないといけないくらいに、各国とも大変盛り上がりました。
参加した生徒の感想
<交流の意義>
・最初はとても難しく自分には絶対に出来ない、という否定的な壁を持っていたが、今日話してみると意外に会話できとても良い機会になった。
・もっとこの場の魅力を伝えてほしい!もっとこの場を設けてほしいと思えたし最高でした!
・外国人の人と話すことでコミュニケーションの大切さをわかった。
・英語で会話して改めて英語の楽しさを知れていい機会になりました。
<次回への期待>
・今後もこういった活動をしてほしいです。
・今後もこのような機会があればまた足を運びたいと思った。
・このような交流会があればぜひ参加したいです。
<英語学習の意欲向上>
・英語が話せないことがもどかしかったので次までにはもう少し基本会話ができるようになりたいと思った。
・楽しくしゃべりたいので英語をこれからもっとがんばって外国人の人と会話できるようにがんばりたいです。
・次はもっと勉強してもっと話せるようにしたい。
・もっと色々な国のことを知りたい思った。
<学習できたこと>
・国ごとに様々な文化があると言うことがわかりました。
・国ごとにクリスマスの過ごし方が違って面白かった。

インドのゲームを楽しんでいる様子

おしゃべりが盛り上がっていたブラジル

笑いが絶えなかったロシア

オーストラリア短期海外体験の報告

中海テレビの取材もありました

30分毎に席移動

コモンホール側入り口

12月19日(火)放課後、「島根大学教育学部説明会」を行いました。
これは、鳥取県教育委員会と島根大学教育学部との連携による「未来の教師」育成プロジェクトの一環で行われたものです。
初めに、島根大学教育学部の縄田副学部長、吉田特任教授より、教育学部での学びや教員の仕事のことを説明いただきました。
次に、島根大学教育学部学生の真島さん・長谷川さん(本校卒業生)が、島根大学教育学部での学びのこと、自分の教員志望へのきっかけや思いの強さなどを話しました。

最後に、鳥取県教育委員会事務局の亀井主査より、鳥取県公立学校の教員採用試験の説明がありました。
参加生徒たちが、大学の先生や卒業生、県教委の方のお話を熱心に聞いている姿が印象的でした。
教育学部の学びや採用試験のことで初めて聞いた話があったという生徒も多く、教員への志望の思いを強くする機会となったようです。
その他
図書館内に本の福袋を置いています。
中身が分からないように本を包み、袋の表には本の内容のヒントとなるテーマを書いています。
何人かの先生方にもご協力いただいて展示しています。
自分では選ばないような本との出会いのきっかけとなれば嬉しいです。

12月11日(月)~15日(金)に、1年次生7クラスの「家庭基礎」の授業で手話学習に取り組みました。講師に新井素子さんをお迎えして、鳥取県が全国で初めて制定した「手話言語条例」についてや、聞こえないまたは聞こえにくい方との共生についてのお話を聞きました。また、聞こえない人とのコミュニケーションの取り方や大切さについても学び、手話による挨拶や自己紹介の演習を体験しました。
多くの生徒は小中学生の時も手話学習に取り組んいましたが、高校生となった今、より主体的な学びで得たことや考えたことが多くあり、とても貴重な機会となりました。
~生徒の感想から抜粋~
〇手話をしていると自然と笑顔になれるし、一緒に学んでいるのがとても楽しかったです。今後も何らかの場面でいかすことができたらいいなと思います。
〇手話ができなくても私たちにできることを学び、難しく考える必要はないと思ったし、できることが多いことを知って嬉しくなりました。
〇家に帰ってから家族に挨拶や名前の手話を教えると、みんなが興味を持って楽しんで会話することができました。
〇東日大震災で逃げ遅れたろうの方がいたことは悲しく思いました。障がいがある人もない人も 過ごしやすいように社会が少しずつ動いているけど、まだ変わらないといけないと思いました。
〇私たちも「手話は言語」という意識を高めたいと思いました。「理解しよう」とか「伝えよう」とする気持ちをたくさんの人が持てたらいいなと感じたので、手話ができなくてもコミュニケーションを大切にしようとする気持ちを持ち続けたいです。



12月13日(水)に、本校の探究学習である「みらいチャレンジ活動」の校内発表会を開催しました。探究活動についてご協力いただいた事業所の皆様や地域の皆様など多くの方にご参観いただくなか、生徒はとても緊張していましたが、4月から取り組んできた活動のまとめとしてグループごとに発表をしました。

米子市職員の皆様や西部教育局指導主事からは、専門的な知見からとても細かくご指導いただき、新たな気づきや学びがありました。

2年次生からは、
「リハーサルをいかし、今まで頑張ってきたことが発揮できてよかった」
「フィールドワークで学んだことや調べたことから自分の考えをまとめたり、そこから新たな疑問を見つけ出したり探究することができて良かった」
「もう少し計画的に取り組めたらよかった」
などの感想がありました。

また、発表を視聴した1年次生からは、
「どのグループもスライドが見やすかった。疑問点について調べたことやインタビューをもとに考察していてまとまっていた」
「2年生らしく堂々としていて、自分たちにない考え方や行動力に感心した。自分たちの今後の学習に役立つことがあった」
などの声がありました。

生徒たちは主体的な学びからそれぞれ得たものがありました。今後どのようにいかしていくかに期待したいと思います。
