マドンナカップin伊予市ビーチバレージャパン女子ジュニア選手権大会・令和5年度特別国民体育大会ビーチバレーボール少年女子の鳥取県予選会で、中野咲・藤田玲亜ペアが優勝しました。
2022年から2023年の「スタンフォード e-鳥取プログラム」の認定証が、完田太郎さんと酒井苺花さんに渡されました。このプログラムは、鳥取県教育委員会とスタンフォード大学 国際・異文化教育プログラム(SPICE)が共同開発・提供しているもので、アメリカ社会や文化、米日関係についての概要を提供しているものです。
終業式で酒井校長は次のように挨拶をしました。
生徒の皆さんには、4月当初の始業式などで2つのことをお願いしました。一つ目は「チャレンジしましょう」 と呼びかけました。皆さん一人一人、この4ヶ月、1学期を振り返って見てください。どんなチャレンジをしましたか。授業や部活動、生徒会活動、習い事、15秒間、時間をとりますので、いろいろ思い出してみてください。皆さんのチャレンジを少し紹介します。まずはボランティア、多くの皆さんが様々なボランティアに参加してくれました。皆生トライアスロンに出場した友人から、この素晴らしい大会はボランティアなくして成立しないということで、高校生ボランティア、皆さんに対して、心からの感謝の言葉をいただきました。5月には、ESSの皆さんが校長室を訪ねてくれて、アメリカのバーモント州から来県した高校生との交流について報告してくれました。英語で会話するチャレンジについて語ってくれました。また、6月には美術部の皆さんが、新しく倉吉にできる県立美術館の目玉の1つとなる「対話型鑑賞」にチャレンジしました。アート作品を観ながら、発見や感想、疑問などを話し合い、思考と対話を深める鑑賞方法です。作品を「観て」→「考えて」→「話して」→「聞いて」を意識することで、思考力を育むことができます。7月には、先週末の米子市主催の「歩いて楽しいまちづくりシンポジウム」で2年次生の皆さんが探究活動について発表してくれました。素晴らしいプレゼンでした。このシンポジウム全体の司会をつとめた放送部の皆さんも立派でした。このあとも、本日は1年次生の体育選択者のうち、13名が手話パフォーマンス甲子園10周年記念として行われる「手話のWAダンス」に、一生懸命練習を重ねたうえで、参加してくれますし、8月には生徒会執行部の皆さんが県議会で開催される高校生議会に参加し、知事への質問や議長役にもチャレンジしてくれます。これらの経験は、学びや活動の成果を、表現する力を身に付けることにつながります。また、私自身、受験勉強におけるチャレンジについて「進路のしおり」に書きましたので、ご一読ください。そして、今までに授業や担任の先生から、すでに、紹介されていると思いますが、北方領土に関する標語、全国高校生短歌大会、ふるさとキャリア教育CMコンテスト、とっとりSDGsアワード2023など、皆さんの可能性を引き出す様々な機会がありますので、是非ともチャレンジしてみてください。
もうひとつ4月にお願いしたことは、『「何のために学ぶのか」 、学ぶ理由を、「私は、○○するために学んでいます」と自分の言葉で語れるようになってください』ということでした。さあ、何のために学ぶのか、今、考えてみましょう。何かにメモすると良いです。メモの準備はできましたか。1分間、時間をとります。自分の考えはまとまりましたか。では、近くの人に自分の答え(考え)を伝えてください。意見交換してみましょう。2分間、時間をとります。ありがとうございました。いろいろな答えがあったと思います。今後も引き続き考えていきましょう。
さて、7月22日から米子市美術館で井田幸昌展「パンタ・レイ」が開催されています。パンタレイはギリシア語です。日本語では「万物は流転する」 で、ギリシアの哲学者ヘラクレイトスの言葉とされています。世界にあるすべてのものは、二度と同じ状態には決してならない。次々と変化していく。流転とはそういう意味です。当たり前のようですが、私も含め、いろいろなことが変わらないと思い込んでしまうのが人間です。変化、変わるとはどういうことか。不変、変わらないとはどういうことか、展覧会はそのことを考えるヒントになるかもしれません。桜の季節が美しい、本校の階段を上がってきた最後のところある、100周年記念のモニュメント、クジラのような船「Let's Sail to the Moon/Infinityー見はるかせ高き宇宙をー」をつくられたのは、本校OB、皆さんの先輩に当たる彫刻家の井田勝己先生、この井田幸昌さんの父親です。何か縁を感じませんか。
終わりに、「凡事徹底」という言葉を知っていますか。なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うことです。例えば、「3始点固定」「自転車に乗る際のヘルメットの着用」は当たり前のことです。本校では、担任の先生方が、3始点固定を呼びかけています。起床時間、家庭学習開始時間、就寝時間の3つの時間を毎日固定するという、生活習慣を身に付けましょうということですが、このことにより自分自身をコントロールする、管理する力を身に付けることができます。将来の大きな武器となる力です。また、4月から通学時のヘルメット着用を義務化しています。ヘルメットは自分の命を、万が一の時、自分で守るためのものです。学校に言われたからかぶるのではなく、当たり前のこととして、自分でかぶる習慣を身に付けてください。「凡事徹底」です。今年の夏も暑い日が続くと思いますので、熱中症に気を付けて、学習も部活動も課外活動も、チャレンジしてどんどん取り組んでください。皆さんが心身ともに成長して、元気な姿で2学期始業式に会えることを楽しみにしています。
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