今年度の本校の事業である、オーストラリア語学研修の参加者5名が、関西国際空港から、3月2日(土)午後9時にオーストラリア・ケアンズへ出発しました。米子東高校と共同実施のため、参加者総勢27人と添乗員の方が、米子東高校から貸し切りバスで午後2時に出発し、関空に到着後、チェックインカウンターでパスポートを提示して搭乗券を受け取り、手荷物検査場へ入っていきました。
オーストラリア東部との時差は1時間であるので一晩機内で過ごすと、到着は翌日の朝、真夏の南半球のケアンズです。週明けの今頃は、ホームステイ先から語学研修先へ通って、英語の語学力だけではなく、異文化体験から多様な価値観の学びを少しずつ深めているころだと思います。帰国後は、大きく成長していることでしょう。



令和5年度卒業証書授与式が、3月1日に行われました。

卒業生を代表して、青木 凱琉さんに卒業証書が授与されました。

酒井校長より、生徒へ次のように式辞が述べられました。
(抜粋)
In the future, before you, there will be still more difficult tasks for you to meet; new opportunities to test yourselves, chances too, if you will take them, to go onwards to greater things.
将来、みなさんの前にはさらに困難な課題が待ち受けているでしょう。 それは自分自身を試すための新たな試練であり、もしあなたが挑戦すれば、さらなる偉業をなすためのチャンスとなるでしょう。
この言葉は、今年、新しい五千円札の顔となる津田梅子先生が、1908年女子英学塾、現在の津田塾大学の第6回卒業式で語られた言葉です。
1908年と言えば、本校創立1906年の2年後です。その当時も混迷深まる国際情勢など変化の激しい時代だったと思います。
皆さんにも、100年以上前に語られた津田先生の「困難にぶつかっても、前向きに受け止めたら、チャンスに変わる」という言葉は、心に届き、響いてくれるものと思います。皆さんが、これからの人生でもチャレンジし続けてくれることを願います。
今年、元日には、能登半島地震が発生しました。被災地の皆さんは過酷な状況の中で、復旧・復興に向けて、歩んでおられます。本校でも1月末にJRC部が募金活動を行いました。皆さんが継承してきた「協力」の精神が引き継がれていると感じました。皆さんは、本校での学びの中で、桜の校章に示された「英知」「情熱」「礼節」「協力」を大切にして育ち、自分のことだけでなく、他者のことを考えることができる力を身に付けています。
どんな小さいことでもいい。これからも、他人の痛みに寄り添う姿勢を持ち続けてほしいと思います。
皆さん一人一人には、無限の可能性があります。自分の可能性を信じてください。そして、自分の意思を持って、選択した道を進んでください。
「こころのふるさと」米子西高は、これからも皆さんを応援しています。

続いて、PTA会長 廣中 大介様、同窓会副会長 松浦 啓介様より、祝辞をいただきました。


在校生を代表して、澄川 智華さんが送辞を述べました。

卒業生を代表して、野坂 葵さんが答辞を述べました。

それぞれの思いを胸に、巣立っていきます。

卒業生の皆さんが、本校での3年間の経験を活かし、新しい未来へ向かって羽ばたいていかれることを、心から願っています。
2月29日(木)卒業式予行を行い、その後、3年次生の表彰式を行いました。
まず、3年間皆勤の表彰を行い、次に運動部活動の表彰、最後に文化部活動の表彰を行いました。運動部表彰では、鳥取県高体連表彰、鳥取県スポーツ協会表彰、国体鳥取県知事表彰で表彰されました。文化部表彰では、鳥取県高文連表彰と全日本吹奏楽コンクール鳥取県教育長賞について表彰されました。
表彰式では3年次生全員から拍手が送られました。校長からは「表彰されたのは本人の頑張りと周りの支えがあって成しえた成果である。全員おめでとう!」と3年次生に対してエールを送られました。部活動をはじめ、様々な活動について、このような成果が続くことを期待しています。

2月28日(水)学年末考査終了後に2年次生希望者対象の進路ガイダンスを行いました。多くの生徒が参加し、進路についての説明を受けました。3月1日は卒業式で3年次生が米子西高校から巣立っていきます。2年次生にとって、1年後、笑って卒業式を迎えられるよう、進路実現に向けて頑張ってくれることを期待しています。
2月22日(木)に第2回PTA役員会・評議員会を開催しました。各部からの年間活動報告を受け、来年度のPTA活動について話し合われました。PTA会長が「スマートなPTA活動」を掲げ、今年度PTA活動が行われてきました。コモンホールに飾っていた壁画など、来年度はいくつかの活動について一部変更する予定です。来年度、よりよいPTA活動になることを期待しています。これからも本校PTA活動にご理解、ご協力をお願いします。
本校では「総合的な探究の時間」の授業を「みらいチャレンジ」と称して探究活動を行っています。
2月20日(火)にNHK鳥取「いろどり」(18:10から放送)で、現在の3年次生が昨年度みらいチャレンジ活動で開発した"ブロッコリーしゅうまい"のレシピが紹介されます。このレシピは、事業所訪問でお世話になったJAとっとり西部様のご協力で、地元の大山ブロッコリーと白ねぎに着目し、開発されました。詳しいレシピについてはJAとっとり西部様のHPに掲載されていますので、ぜひ試してみてください。
2月14日(水)に、2年次生みらいチャレンジの「探究成果発表会」を本校で開催しました。
これは、今年度の2年次生によるグループ探究活動の「校内発表会」を経て、優秀グループとして選ばれた3班が発表を行ったもので、会場(大会議室)から校内オンラインで配信され、1,2年次生と教職員が視聴しました。
また今年度は、鳥取大学の進藤先生と日頃から本校の探究活動をご支援いただいている米子市職員2名の方にもご参加いただきました。
テーマ発表とグループは以下のとおりです。
・「皆生の夜の海の観光」4F班

・「Beisei Privacy System ~避難所のプライベート空間を~」7D班

・「バスの現状 ぶっ飛BUS」1E班

代表グループの生徒たちは、12月の発表からさらに研究を重ね、その成果を発表することができました。また司会生徒2名のスムーズな進行もよく、会場で視聴した2年次生の1クラスも積極的に質問するなどし、会を盛り上げていました。
それぞれの研究について、進藤先生より専門的な観点からのご指導をいただき、生徒はもちろん、教職員にとっても学びを深めるよい機会となりました。今後も、より深く実りのある「みらいチャレンジ活動」を目指して取り組んでいきます。
2月4日(日)に広島文化学園HBGホールで開催された第47回全日本アンサンブルコンテスト中国大会において、本校吹奏楽部の2団体(木管8重奏・打楽器3重奏)が金賞を受賞しました。
受賞した部員たちが校長室を訪れて結果報告をしてくれました。

受賞した部員の声です。
「困難も多くありましたが、このような結果を残すことができ嬉しく思います。
これからもより良い音楽を届けられるよう頑張ります。応援ありがとうございました。」
2年A.SAX 山岡 愛
「自分自身、3重奏という初めての少人数での演奏で不安や緊張でいっぱいでしたが、
素晴らしい結果を残すことができて良かったです。たくさんの応援ありがとうございました。」 2年打楽器 佐々木 央太
3月27日(水)に鳥取大学医学部講堂で行われる「発明楽コンテスト」(鳥取大学医学部附属病院・BSS山陰放送主催)の最終審査に米子西高校から2年次生の1グループが出場します。
出場するのは、みらいチャレンジ活動で「皆生の夜の海の観光」を促進するために活動している「米西ちょうちん隊」です。
審査では「お散歩ちょうちん」という発明品を発表してきます。足湯に近づくと光る提灯を持って、散歩しながら宝探しのように足湯を探すというアイデアです。
校長先生に一次審査通過の報告し、最終審査へ向けての激励の言葉を頂きました。

最終審査のプレゼンテーションの模様は、オンラインで一般公開されますので、ぜひご覧ください。