学校の防災教育への専門家派遣事業 専門家と考える「もしも学校で地震が起きたら」
2024年7月24日 17時40分7月24日(水)、地域の施設の方にもご参加いただき、職員研修を行いました。
気象庁鳥取地方気象台のリスクコミュニケーション推進官の河﨑浩志さんに、本校周辺の立地と災害リスクについて「地震について」「危険な場所」「命を守るために」の3本柱で講演していただきました。
防災マップにもあるように、本校は土砂災害警戒区域となっており、東側南側は土砂災害特別警戒区域となっています。揺れによる液状化の可能性は少ないものの、津波は、場合によっては校舎まで押し寄せる可能性もあること、「自分は大丈夫」とは思わず、「もしかしたら」災害に遭うかもと考えて安全第一の行動を取ることを教えていただきました。
演習は、教職員が19の小グループに分かれ、日本海沖の断層のずれによる最大震度6強の地震と、それに伴う津波を想定して図上訓練をしました。
気象台が作成した訓練用のリアルな地震情報をもとに、対策本部の指示に沿って避難を始めました。自分たちの担当している児童生徒が安全に避難するために、子どもたちの動きを想像し、どのような声かけやグッズが必要なのか、話し合ってワークシートに書き込みました。
河﨑さんは、「鳥取県は大きな地震がかなりの頻度で起きている」とおっしゃいました。いつ起きるか分からない地震です。しかし、避難訓練は「机の下に隠れて、揺れがおさまったらグラウンドへ」といった訓練しか行っていません。真に迫った地震情報を基にした今回の演習は、その時本当に動くことができるのか、本当に必要なものは何かを考える大変良い機会になりました。
御家庭でも防災マップを確認していただき、周辺の危険な場所、いざという時に避難する場所、離ればなれになった時に落ち合う場所など確認しておいてもいいかもしれません。