デジタル鑑賞技術「Walk View」を使って絵の世界を歩く
2024年11月27日 12時00分本日1年生が、美術の授業の一環として、デジタル鑑賞技術「Walk View」を使って、絵画の鑑賞授業を行いました。講師に、鳥取県立博物館の美術復興課 専門員の外村さん、専門員兼学芸員の佐藤さんをお迎えし、博物館に所蔵されている絵画を美術室のスクリーンに映し出し鑑賞をしました。
「Walk View」は、まるで、絵の中に入り込んだような疑似体験が出来るデジタル鑑賞ツールです。スクリーンから少し離れた床に9つの小さな正方形のマスが配置され、鑑賞者がマスを移動するとセンサーが反応し、投影画像を動かします。ウォークビューは、絵画を立体的に体感できるだけでなく、視点を変えて鑑賞することができるので絵の構成を楽しく理解することが出来ます。
本日体験授業を行ったのは、1年1組と1年2組の美術を選択している生徒たち。
この授業は、1枚の絵を40分近くじっくりと鑑賞・観察し、自分がどう感じたかを言葉に出して皆と共有し合います。絵画鑑賞には、正解や不正解はなく、お互いの意見を認め合うことで自己肯定感を養いつつ、感じたままを自分の言葉で伝え、コミュニケーション能力や表現力も身に付けます。
生徒からは、「初めて1枚の絵を40分かけて見た。じっくり見ることでいろんなことに気付けた。」「1つの絵に四季が描かれているように感じた。想像力をはたらかせて鑑賞ができた。」「次回、美術館に行ったときは、もっと時間をかけて鑑賞したい。」など沢山の感想が聞けました。
生徒たちは、普段体験することができない技術を使った絵画鑑賞を楽しんでいる様子でした。