熱く響け、ジャズの魂!-岩美高校 Blue Martin Jazz Orchestra 第38回定期演奏会-
2025年2月22日 15時00分 本日、第38回 鳥取県立岩美高等学校 吹奏楽部 Blue Martin Jazz Orchestra 定期演奏会が、岩美町立中央公民館のいわみんホールで開かれました。
今年の演奏会は、大寒波にみまわれ、路面に積雪が多い日の開催となりましたが、町内外より100名ちかくの方々にお越しいただきました。ご来場の皆様、本当にありがとうございました。
♪第一部:ビッグバンドの真髄、炸裂!
幕開けを飾ったのは、スウィングジャズの名曲「Sing Sing Sing」。軽快なビートに乗せて会場の手拍子が響き渡り、演奏会は一気に盛り上がりました。
つづいてアップテンポなナンバー「It Don't Mean a Thing」、しっとりとしたメロディーが心に響く「Moonlight Serenade」と部員たちは、練習の努力と成果を惜しみなく披露しました。演奏曲の中には、会場の誰もがおそらく一度は耳にしたことがあるだろうという有名な曲もふくまれており、会場は、終始盛り上がっていました。
第1部の最後の曲は、岩美高校の看板曲ともいえる「名探偵コナンメインテーマ」。3年生の植田さんのサックスソロパートが、さらにパワーアップし、迫力のある演奏が会場に響き渡りました。
第一部で演奏された曲は、
SingSing Sing, It Don't Mean a Thing, Moonlight Serenade, In The Mood, 名探偵コナンメインテーマ。
♪第二部:少人数ステージの妙技
Alto Saxophone独奏では、「花は咲く」が演奏され、美しい独奏に、会場の方々はしっとりと耳を傾けていました。
コンボ曲では、1曲ずつ異なる部員で演奏を展開していきました。演奏の前には、それぞれのチームの名前の由来を説明し、面白おかしく名付けられた名前にチームの個性が感じられました。
コンボ曲での演奏は、
The Chicken
Blue Monk
Cantaloupe Island
Water melon Man
Tenor Madness
♪第三部:サクソフォンアンサンブル & ビッグバンドの圧巻フィナーレ
第3部の演奏は、はじめにサクソフォンアンサンブル。
サクソフォン演奏部員が、サクソフォンの儚いメロディーの曲を美しい音色で力いっぱい演奏しました。演奏の後には、サクソフォン部員の苦労話なども聞け、厳しく自らスキルアップした様子がうかがえました。
サクソフォンアンサンブルで演奏された曲は、さくらのうた~FIVE、生命の奇跡。
最後は、ビッグバンドでの演奏。
ビッグバンドの演奏は、迫力があり、なによりも吹奏楽部の固く結ばれたチームワークが感じられます。圧巻のグルーヴで観客をジャズの世界へ引き込んでいました。
ビッグバンドでの演奏曲は、Spain、ルパン三世テーマ 80、Perdido、シーズン・イン・ザ・サン。
全演奏が終わった後、アンコールをいただき、演奏したのは「学園天国」。
再度、会場全体が楽しく温かくなるような曲で締めくくりました。
★涙と感動のエンディング
フィナーレを迎え、引退を迎える3年生の植田さんと中尾さんが、3年間の思い出を涙ながらに語る場面も。彼らが歩んできた音楽の道、その努力と情熱が、みなさんに届いたのではないでしょうか。
岩美高校 Blue Martin Jazz Orchestra の名は、今や鳥取県のみならず全国へと響き渡っています。
毎年成長し続ける彼らの演奏は、聴く人の心に新たな感動を刻み続けることでしょう。