R6年度第2回学校運営協議会開催
2025年1月10日 12時05分先月、2回目の学校運営協議会を開催しました。地域とともに学校を運営していくための協議会では、本年度も地域ボランティアの方に学習や行事の支援をしていただいています。学校便りでも紹介しておりますが、2学期は校外学習の安全指導やクラブ活動、マラソン大会での見守りなどをしていただきました。
今回の協議会では、1学期に実施した学校評価アンケートをもとにして、学校や地域での子供たちの課題について熟議を行いました。その中でも、保護者アンケート、児童アンケートに共通した課題となっていた「挨拶」に焦点を当てて協議しました。この挨拶についてはPTA活動のテーマにも掲げられていますが、郡家西小学校の課題としてよくあげられる課題でもあります。
委員の方からは、「八頭中学校の生徒や八頭高校の生徒、特に運動部の生徒はよく挨拶をしてくれるのに、なぜ西小の子は挨拶しない子が多いのだろう。」「地域の子や、知っている子は挨拶してくれる。でも、知らない子にこちらから挨拶をすると、不審者に思われるかも知れないと思い、ためらうことがある。」「子供たちも、知らない人には近づかないように指導されているから、挨拶しない子もいるのではないか。」
など、現代社会における挨拶の難しさについての意見がたくさん出てきました。どのようにすれば、挨拶ができる子供たちにしていけるのか、更に熟議を深めていったところ、次のような意見が出てきました。
・親や地域の人が挨拶をする姿を見せることが大事。例えば、ラジオ体操などを老人クラブの人が子供たちと一緒にして、普段から顔を合わせることで、「知らない人」から「地域の人」になるので、そういった機会を作っていくことが大切ではないか。
・子供たちに「挨拶をしよう」とは言うが、なぜ挨拶をするのか、挨拶をすると相手がどんな気持ちになるかなど、意味づけをしながら伝えていく必要があるのではないか。
昨今、AI等の広がりに伴い、お店や飲食店に行っても店員さんと会話をしないで用件を済ませることができるようになりました。子供たちはそういう社会環境の中で生活していますので、「挨拶をする」という習慣を知らずに育っていきます。親世代が当たり前にしてきた習慣が身についていないかもしれないということを念頭において置くことが必要かもしれません。
この協議会で出された意見は、今後の学校や地域の取り組みで生かせるように働きかけていけたらと考えています。