講師としてお招きしたのは,島根大学教育学部の先生2名と学生さん2名。約2時間にわたり,教育学部における学びのリアルや教員という仕事の本質的な魅力や醍醐味についてたっぷり考えました。
鳥取東高校オリジナル企画である「次世代教師塾」は,教育学(関係)領域に興味関心のある在校生や,将来,学校の先生を目指したいという志望を持つ在校生のうち希望者を対象として,次のようなことを目的に開催しています。
〈目的〉・学校教員や大学教員等との直接交流をとおして生徒の学校教育への興味関心をより高める。
・学校教員という仕事の魅力及び学校教育の重要性に係る識見を深める。
・生徒の進路意識の高揚を図るとともに,鳥取県の将来の教育を担う教育人財育成の契機とする。
今回は,教員になるために必要となる大学での学びについてよりリアルに理解することを目標に,東高生が大学の先生や教育学部生と直接的に対話する場を設けました。
〈島根大学教育学部 副学部長 縄田先生〉
一般的に「教師力」と称される力について具体的に紹介いただき,より実力と魅力ある教員になるために島根大学教育学部がどのようなプログラムを用意し,どのように学生を教育してらっしゃるかについてわかりやすく説明くださいました。

〈教育学部 山陰教員研修センター副センター長 吉田先生〉
鳥取県小学校教育現場及び鳥取県教育行政に長年ご従事されたご経験を踏まえ,学校教員という仕事の魅力や醍醐味について,笑いと人情たっぷりにお話しくださいました。

〈教育学部 吉本さん(3年生),池原さん(2年生)〉
実はお二人とも本校OG。久しぶりとなる「母校」の雰囲気を体感しながら,教師を志した理由や大学での学び,教職科目等の履修状況や教育実習の様子などについて生き生きと紹介してくださいました。

参加生徒は,時に真剣なまなざしで,時ににぎやかにやり取りしながら,学校教育について多角的に考えることができました。懇切丁寧にお話しくださった縄田先生,吉田先生,吉本先輩そして池原先輩の思いに呼応するようなやり取りが印象的な1日でした。充実感に満ちた閉会後の生徒の表情がそれを物語っていたと思います。

島根大学教育学部 縄田先生,吉田先生,吉本さん,池原さん,本当にありがとうございました。参加生徒の多くがきっと,みなさんから託された「教職のバトン」をつないでいきたい!との熱い思いに駆られたことと思います。
鳥取東高校は今後も,生徒にバランスの取れた学力と人間力を育成・鍛錬し続け,高校だけでなく大学関係のみなさま,そして教育行政ご担当のみなさまと協力して,「ふるさと・鳥取」の教育を担う次世代の若者を育ててまいります。