科学部

　この大会は令和６年１２月１４日（土）、倉吉体育文化会館で行われました。どのような内容だったのか、簡単に紹介したいと思います。

　テーマ　「鳥取県千代川水系におけるテナガエビの調査報告」

　猪本さんが幼少より通っていた河川（主に八東川）で、鳥取県では未発見とされているミナミテナガエビの個体を採集し、近隣の地域で発見されていた別種についても、テナガエビ属の個体が生息しているのではないかと考えたことがこの研究を始めるきっかけでした。そして、テナガエビ属三種の採集および分布調査を目的とし、研究、調査を進めました。結果として、未発見となっていた個体が意外と多く存在し、生息地域についても新たな発見がありました。

　猪本さんの発表には全く及びませんが、内容を簡単に紹介すると以上となります。

　後日、今後の抱負をインタビューすると、「これらの個体について、生息や生態についてもっと詳しく掘り下げたい」という返事が返ってきました。今回の調査をとおして今後の課題も明確になっているようで、これからの取り組みに大変期待が持てます。

　今回の受賞により、猪本さんは令和７年７月に香川県で行われる全国高校総合文化祭に鳥取県代表として出場することが決まりました。さらに深まった研究をもとに納得の行く発表となることを期待しています。