ボート部

・１０月４日　予選１組…３位

　予選は各組３位までが準決勝に上がります。川の流れがスタートからゴールに向けて流れるコースの性質上、好タイムが出やすいレースの中、２位のチームとは0.01秒の差という僅差で、３位を勝ち取り、次の準決勝に繋ぎます。

・１０月６日　準決勝B組…２位

　準決勝では、各組１位のチームが決勝ブロック、２位のチームが５～８位決定戦に進みます。入賞するためには２位以内に入ることが条件のこのレースで、前レースでわずかな僅差で敗れた相手に対する強い気持ちを持って、しっかり２位を勝ち取りました。

・１０月７日　順位決定戦　第８位

　順位決定戦では、４クルーで争いタイム順に順位が決められます。当然周りはどこも実力のあるクルーでしたが、最後まで闘い抜き、種目では鳥取県勢として久しぶりの入賞を決めました。

　８月のＩＨを終え、周りの生徒たちが勉強に注力している中、受験勉強と並行しながら１０月まで努力を重ねてきました。鳥取県代表として闘い、国スポ入賞という結果を残せたことは、本人たちにとってかけがえのない経験になったと思います。今回の大会を最後に、クオドメンバーは正式に引退となります。

　３年生は女子７人で約２年半の間チームを引っ張り、さまざまな苦悩を抱えながらも、最後まで真摯にローイングに向き合ってきました。姿勢や想いはこれからの鳥取東高ボート部の大きな支えとなり、また、未来の自分達の原動力になることと思います。これまで本当によく頑張りました。

　仲間を信じ、努力を重ね、最後まで諦めずに挑み続けたその姿は、多くの人の心を動かしました。

　そんな"鳥取東高ボート部の姿"を繋いでくれた彼女たちに、感謝と敬意をこめて、記録の締めとします。

　日々の活動を支え、温かく見守ってくださった保護者の皆様にも心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

・８月２日　予選２組　第４位

　予選は各組３位までが準々決勝に上がります。結果は惜しくも４位となり、翌日の敗者復活へと進みました。結果について選手たちは落ち込む様子はなく、むしろ自分たちの可能性に目を向け、必ず次に進むことをクルーで共有しました。

・８月３日　敗者復活２組　第１位

　敗者復活では、各組３位までが準々決勝に上がります。そして結果は１位。自信を持ってレースに向かい、勢いを増すように次の準々決勝へと進みました。

・８月４日　準々決勝１組　第２位

　準々決勝では、各組２位までが準決勝に上がります。このレースが、今大会の正念場。次に進める枠が少ないこのレースで、ここまで残ったライバルたちと競いました。最後まで結果の予測できない展開でしたが、結果は見事２位。最後まで諦めず、コンマ秒差のレースを制しました。

・８月５日　準決勝１組　第４位

　準決勝では、各組３位までが決勝に上がります。全国の屈強なライバル達にしっかりくらいつき、死力を尽くしましたが、惜しくも結果は４位。目標とする入賞（＝決勝進出）まであと一歩のところでしたが、わずか数秒届きませんでした。レース後、涙を流す選手達。そこにはもちろん悔しい思いも溢れていましたが、自分たちの能力、今までの努力や経験を信じ、最後まで闘い抜いた、清々しい気持ちも含まれていたように思います。

　昨年度のIHにも出場し、常にチームの主力として活躍してきた3年生。鳥取東高の名をかけて向かった最後の大会は、目標には届きませんでしたが、準決勝出場という立派な結果を残し、終えることとなりました。この姿は、応援してくれた仲間たちや監督である我々に、大きな感銘を与えてくれました。

　そして今大会に出場したメンバーは、鳥取県代表として、１０月に滋賀で行われる国民スポーツ大会へと向かいました。そちらの結果は、また別の記事にて紹介します。

（おまけ：観光）

• 女子舵手付きクオドルプル（森本、清水、山田、谷口、植村）　第２位
• 男子舵手付きクオドルプル（貞森、阪田、荻野、三谷、千崎）　第１位

　以上２クルーは、来年３月、静岡県浜松市において行われる全国選抜大会への出場権を獲得しました。

◯女子ダブルスカル（溝内・後藤）優勝

◯女子舵手つきクオドルプル（坂本・建部・山田・濵田・谷口）準優勝

◯女子シングルスカル（西尾）準決勝出場

◯男子舵手つきクオドルプル（貞森・千崎・荻野・三谷・阪田）準決勝出場

◯男子ダブルスカル（奥本・東田）準決勝出場

　前週の鳥取県高校総体の熱が冷めやらぬまま迎えた今大会。県内の高等学校で最多となる5種目（６種目中）に出場しました。全クルーがそれぞれの目標に向かい、慣れない環境の中でレースを戦いました。

　今大会で引退となる女子のダブルスカルは、県予選の優勝に引き続き、悲願の中国大会の優勝！　8月に全国高校総体を控える女子舵手つきクオドルプルは惜しくも準優勝。女子シングルスカルと男子クルーは、それぞれ準決勝進出を果たしましたが、惜しくも決勝進出とはなりませんでした。今回悔しい結果に終わったクルーは、今大会の経験を糧に努力を重ね、次の大会ではより良い結果を残すことを誓いました。

　関係者の皆様、日頃より支えてくださる皆様、応援ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

＜第69回中国高等学校ローイング選手権大会鳥取県予選会＞

◯女子舵手付きクオドルプル（坂本・建部・山田・濵田・谷口）優勝＊

◯女子ダブルスカル（溝内・後藤）優勝＊

◯女子シングルスカル（西尾）第３位＊　（清水）第５位

◯男子舵手付きクオドルプル（貞森・荻野・三谷・奥本・東田）第２位＊

◯男子ダブルスカル（阪田・千崎）第３位＊

＜第78回錦海レガッタ＞

◯女子ダブルスカル（福田・山本）優勝

　以上の結果より、計５クルー（＊）は５月30日（金）～６月１日（日）に広島県福山市で行われる中国大会への出場権を獲得しました。

◯女子クオドルプル（坂本・谷口・建部・濵田・山田）予選 第４位→予選敗退

◯女子シングルスカル（西尾）予選 第５位→予選敗退

今大会に向け、限られた環境の中で厳しいトレーニングに取り組んできました。冬場は乗艇する機会がほとんど取れず、万全の状態とは言い難い状態でしたが、なんとか自分たちの漕ぎを形にして、全国の舞台へと向かいました。結果は残念ながら、予選突破とはいきませんでしたが、確かな手応えと、全国で勝ちたいという強い思いを再確認することができました。今後の大会に向けて、自分たちの実力を伸ばし、さらなる成長した姿を見せてくれると信じています。

関係者の皆様、日頃より支えてくださる皆様、応援ありがとうございました。多くの準備やご支援をいただき、本当に感謝しております。

＜選手の言葉＞

・以前勝ったチームは準決勝に進み、自分たちが進めなかったことに対してかなり悔しさを覚えた。決勝のレースを見て、自分たちがすべきことがたくさんあると感じたので、日々の練習から、これまでの意識を変えて取り組みたい。（２年部長・谷口）

・レースで負けたことが本当に悔しかった。悔しいという気持ちだけで終わらせず、レースでしか得られない学びや感情を忘れずいたい。目標と目標に向かう気持ちを忘れないまま、チームでこれからも頑張りたい。（２年・西尾）

・準決勝に行けなかったが、決して手の届かないところでないと思った。そこに行くために練習の質をあげて、コックスとして自分の意識だけでなく、クルーの雰囲気をよりよくしていこうと決心した。（２年・坂本）

・決勝を見て、全国の舞台がかっこいいと思った。「行きたいな」でなく、「行く」という気持ちを持って練習したい。（１年・池原）

さて、新しいシーズンが始まります。次は４月19日、20日に行われる鳥取県予選会に向け、まだ見ぬ新入生を加えた新チームで戦っていきます。今大会でのリベンジを果たすため、気持ちを新たに、全力で漕ぎ抜いていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

【高校総体】

〇令和6年度鳥取県高等学校総合体育大会ローイング競技（5月25日・26日：鳥取県湖山池）

☆女子舵手付きクオドルプル　優勝

県総体では、女子舵手付きクオドルプルが優勝し、大会４連覇となりました。

〇令和6年度全国高等学校総合体育大会ローイング競技（8月9日～12日：長崎県本明川）

☆女子舵手付きクオドルプル　準々決勝出場

前年度の大会では5位入賞を果たした先輩方に追いつくべく、入賞を目標に向かった本大会。3年生2人、2年生3人というクルーで健闘しましたが、準々決勝敗退という結果に終わりました。今大会で引退する3年生は後輩に思いを託し、来年度に向けてリベンジを誓いました。

【選抜大会（新人戦）】

〇全国高等学校選抜ローイング選手権大会　鳥取県予選（10月26日・27日：鳥取県湖山池）

☆男子舵手付きクオドルプル　優勝

☆女子舵手付きクオドルプル　優勝

☆女子シングルスカル　西尾　優勝

　夏の大会で3年生は引退し、1・2年生での新体制で新人戦は始まりました。結果としては、以上3クルーが見事優勝し、次の中国大会へとコマを進めました。男子舵手付きクオドルプルは1年生のみで構成されたクルーで、公式大会初出場で初優勝。女子シングルスカルの西尾さんは念願の初優勝となりました。

〇全国高等学校選抜ローイング選手権大会　中国地区予選（11月2日・3日：島根県さくらおろち湖）

☆女子舵手付きクオドルプル　優勝（第36回全国高等学校選抜ローイング大会出場権獲得）

☆男子舵手付きクオドルプル　第4位

☆女子シングルスカル　西尾　第2位（第36回全国高等学校選抜ローイング大会出場権獲得）

　女子舵手付きクオドルプルは優勝、女子シングルスカルは準優勝を果たしました。男子は残念ながら惜しくも第4位という結果で、次の全国選抜への出場はなりませんでしたが、各県の代表と立派に戦いました。次の大会への切符をつかんだ2クルーについては、2025年3月21日～23日（静岡県天竜ボート場）で行われる全国の舞台で戦います。

この他にも、各クルーが県内外での大会で健闘しました。大会での活躍以外にも、3年生は身体的にも精神的にも大きく成長し、その姿を後輩たちに見せるとともに、鳥取東高校ボート部の心の強さや思いをつないでくれました。1・2年生は先輩たちのつないできたバトンを受け取り、今後もさらなる活躍をしてくれることと思います。日頃より応援してくださる皆様、今年もありがとうございました。引き続き、応援よろしくお願いします。

【団体】
男子舵手付きクオドルプル（前田、博田、中村、廣谷、山本）　　第３位
女子舵手付きクオドルプル（谷口、中谷美玖、中谷萌華、田中、渡辺）　　第２位
男子ダブルスカル（下田、中谷怜央）　　第５位
【個人】
男子シングルスカル（日下部）　　第４位

男子舵手付きクオドルプルと女子舵手付きクオドルプルは、来年３月に静岡県天竜川で行われる全国選抜大会の出場権獲得。

【団体】
男子舵手付きクオドルプル（前田、博田、中村、廣谷、山本）第１位
女子舵手付きクオドルプル（谷口、中谷美玖、中谷萌華、田中、渡辺）第１位
男子ダブルスカル（下田、中谷怜央）第１位
女子ダブルスカル（西垣、西尾）第５位

【個人】
男子シングルスカル　日下部　第１位
男子シングルスカル　谷村　第２位
女子シングルスカル　大原　第４位
女子シングルスカル　片山　予選敗退

各種目一位のクルーは１１月３日（土）・４日（日）に島根県雲南市さくらおろち湖で行われる全国選抜中国地区予選会に出場する。