そうはいっても,山陰地方の冬は手強く,気温はなかなか上がりません。校舎内でも吐く息が白く,まるで冷蔵庫の冷気に包まれているかのような錯覚を覚えるほどでした。
そんな中でも,正面玄関入り口に生けられた花々が,鳥取にも春が着実に近づいていることを静かに教えてくれています。ほんのりとした優しい色合いでまとめられた生け花。華道部のみなさんの作品です。
〈鳥取東高校正面玄関入り口〉

3年生は今,大学受験のピークにさしかかってます。2月25日(水)からはいよいよ,国公立大学前期日程試験がスタート。ここ鳥取東高校で学力をしっかり蓄え,適切に発揮できるよう鍛錬してきた3年生が,全国各地で志望校受験突破に向かいます。
目指す目標の達成に向けて果敢にチャレンジする。頑張れば,期する結果が必ずしも得られるわけではないけれど,「やるべきことをやりきろうとする者」しかチャンスはつかめない。だから,覚悟を決めてチャレンジするそのプロセスを大切にする。そんな生徒を全力で応援してきた鳥取東高校。
この鳥取東高校イズムを常に心に抱き,仲間と一緒に頑張ってきた学びと歩みに自信をもって頑張ってきてほしい…。
職員室前3年生連絡用ホワイトボードに掲示された書には,鳥取東高校スタッフのそんな思いが込められています。外はいくら寒くとも,鳥取東高校の校舎内には「熱い」思いでつながり,励ましあう,そんなリアルがあります。

3年生のみなさん。「現役生は直前まで伸びる」とよく言われます。素直に学んできた生徒,間違えたり解ききれなかったりする自分ともきちんと向き合ってきた生徒,自分を支えてくれている人々に心から感謝し,ひたむきに学び続けてきた生徒…そんな生徒にこそ,この指摘はあてはまります。
国公私立の別を問わず,大学受験本番まで,まだ日数はあります。できること,すべきことも,まだあるはずです。学力がグンと伸びる余地だって,まだ,あります。だから,限界を作ることなく,手を緩めることもなく,しっかり学び続けてください。今の取組が,自分にしか作れない「春」を作り,自分らしい「花」を咲かせることにつながります。
自分の人生に自分で責任を持つ。そんな心意気で志望大学での受験にひるむことなく堂々と向かい,持てる力を存分に発揮する…そんな鳥取東高3年生を応援しています!