新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた広島大学での「自然科学実験セミナー」。ここ3年間は,鳥取県内の大学・研究機関と連携して代替実施していましたが,今年は4年ぶりに実施することができました。
この企画では,生徒の希望に応じてA,B2つのグループに分かれ,実験を中心としたセミナーを行いました。
▶Aグループ
先端物質科学研究科(物理系)→ 理学部地球惑星システム学科(地学系)→ 放射光科学研究センター(応用物系)
▶Bグループ
理学部化学科(化学系)→ 両生類研究センター(生物系)→ 生物生産学部(動物系)
到着直後,生徒は広島大学の広大なキャンパスに圧倒されました。しかし,しばらく歩いていると得も言われぬ高揚感も湧いてきました。どの生徒もワクワクしながら各研究室を訪問しました。
研究室では,X線結晶構造解析,ウサギの解剖,液体窒素を用いた物性や磁性に関する実験等々,高校では体験できない実験・観察・セミナーを3日間も体験してきました。
参加生徒は高校1年生ばかり。理科や数学に係る基本的な知識が不足している部分はありましたが,講師の先生方の工夫と事前学習の成果もあって,何とかセミナーの内容についていくことができました。何より,ほんの一部ではありましたが大学での研究を知ることができるという貴重な経験をさせていただきました。
広島大学での3日間のこの経験は,これからの学習意欲の向上に繋がるだけでなく、将来の自分のあり方を考える上での第一歩にもなったのではないかと思います。
先端物質科学研究科(超電導について)
理学部地球惑星システム学科
放射光科学研究センター
理学部化学科(X線結晶構造解析)
生物生産学部(ウサギの解剖)
両生類研究センター