令和7年1月14日(火)5~7限。理数科2年生が4月から取り組んできた課題研究の発表会(予選)を,A会場(しののめ館1階),B会場(物理講義室)の2会場に分かれて実施しました。
この発表会は,令和7年1月21日(火)に行われる本選出場への切符をかけた予選会。両会場の上位2グループ,計4グループが本選へと駒を進めることになります。審査員には,理数課題研究に造詣の深い,鳥取県東部地区の高校にご勤務の先生方(理科)をお招きしました。
A会場(しののめ館1階)では,次の5グループが発表を行いました。
ボロノイ図の有用性 |
数学 |
鳥取層群栃本頁岩層のイタヤガイ科密集産状の形成過程 |
地学 |
アルテミアにおける走光性についての研究 |
生物 |
「ハノイの塔」「不変量」「鳩ノ巣の原理」 |
数学 |
キチンナノファイバーの菌類・細菌類との戦いの記録~実用化を目指して~ |
化学 |
このうち,本選に駒を進めたのは
▶アルテミアにおける走光性についての研究(分野:生物)
▶キチンナノファイバーの菌類・細菌類との戦いの記録 ~実用化を目指して~(分野:化学)
の2グループでした。
B会場(物理講義室)では,次のグループが発表を行いました。
砂の稜線 |
数学 |
大豆(オカラ)を用いた生物由来の生分解性プラスチックの製造とその可能性 |
化学 |
ベンフォードの法則とその有用性 |
数学 |
キノコの菌床栽培において添加物が与える影響 |
生物 |
アイスプラントとの混植による塩ストレス緩和効果について~耐塩性植物編~ |
生物 |
このうち,本選に駒を進めたのは
▶大豆(オカラ)を用いた生物由来の生分解性プラスチックの製造とその可能性(分野:化学)
▶キノコの菌床栽培において添加物が与える影響(分野:生物)
の2グループでした。
本選に進むことになったへ4グループのみなさん,おめでとうございます!きっとこれからの1週間を有効活用し,さらに磨きのかかった発表を披露してくれることでしょう。楽しみにしています!
4月に課題研究が始まってからこの日までの間,どのグループも一生懸命に研究を続けてきました。これだけ長い時間をかけ,道なき道を行き,試行錯誤しながら行ってきた課題研究です。それをわずか10分の発表にまとめるだけでなく,聴衆にわかりやすく伝える…。これは至難の業だったことと思われます。
そんな中,知的好奇心をくすぐられる発表がたくさんありました。今後も研究を継続することで大きな成果が期待できたり,人間社会での実用化や地球環境保全への可能性が感じられたりするものもありました。
こう考えてみると,今日の予選会は,理数科2年生のそれぞれが死力を尽くしたからこそ創れた時間だったと確信しています。課題研究に没頭してきた経験が,それぞれの今後の学びそして人生において,自信になったり,何かのきっかけになったり,活用されることを願っています。
最後に,お忙しい中,本校理数科2年生のために来校くださり,具体的にご講評・ご指導くださった審査員の先生方,どうもありがとうございました。心からお礼申し上げます。