11月14日(金)3~6限、理数科2年生を対象に「理科実験セミナー(生物)」が行われました。今回のテーマは、「ALDH2遺伝子の多型解析」。お酒(アルコール)を分解する酵素の遺伝子を解析し、自分がお酒に強いタイプかどうかを調べました。
実験の流れは、「細胞の採取」→「DNAの抽出」→「DNAの複製(PCR法)」→「D遺伝子の確認(電気泳動法)」。普段の授業ではなかなか体験できない実験の連続です。1つずつの作業に夢中になりながら、ミスの無いよう慎重に操作を行っていきます。



操作の途中の待ち時間では、DNA研究の歴史から最先端の技術まで講義していただきました。生徒たちは、最新の遺伝子操作技術に感心しつつ、まだまだ未知の世界が広がるDNAの研究に興味津々です。「DNAは究極の個人情報」という言葉をしっかり胸に刻みながら、再び自分たちの実験に戻ります。

電気泳動が終わると、いよいよ最後は解析結果。まだまだお酒の飲めない生徒たちは、それぞれの結果に大興奮。大いに盛り上がりました。


今回の実験を通して、なかなかイメージしにくいDNAについて身近に感じることができ、興味関心をより一層高めることができたと思います。「理科の楽しさ」を、存分に味わうことができたのではないでしょうか。
「将来、研究をしたい!」と思う生徒を増やしていけるよう、今後も生徒のワクワク感を大事にした授業を行っていきたいと思います。