蒜山高原STEM研修プログラムを実施
2024年8月9日 12時28分7月31日(水)~8月2日(金)の3日間、鳥取大学教育研究林蒜山の森にて、「蒜山高原STEM研修プログラム」を行いました。この研修では、鳥取大学農学部教授の唐澤先生や元鳥取大学農学部教授の佐野先生を講師に、森林調査と土壌動物調査を行いました。森林調査では「人間の歴史が現在の森林の成立と遷移にどのような影響を与えたのか」をテーマに、樹種、胸高直径、樹高、樹齢などを調査しました。また、土壌動物調査では「森林環境の違いは、大型土壌動物の種数や個体数にどのような違いをもたらすか?」「森林環境の違いは、中型~小型の土壌動物にどのような違いをもたらすか?」「森林環境の違いは、徘徊生甲虫類の種数、個体数にどのような違いをもたらすか?」の3つをテーマに、土壌動物を採取し、実態顕微鏡等を用いて調査しました。
参加生徒感想(抜粋)
・研究メンバーで協力してデータを得て、色々な視点で、得られたデータを元に考察をして、協力する姿勢や科学に対する興味、共同研究をすることによって得られるものを吸収できる限り吸収したと思う。そして、科学のことに限らず、新たなことに挑戦して、一生懸命頑張る姿勢も得られたと思う。
・3日間の研修だったがとても貴重な体験になった。私は今まで研修に参加したことがなかったので不安なことも多かったが、研修が始まってからはとにかく楽しくてあっという間だった。森林班の調査は想像していたよりも過酷で疲れたが、その分調査や考察が充実して面白かった。私は絵を書くのが好きなので森林断面図をかくことで貢献できてよかったし、びっくりするくらいスライドが充実していて、班のみんなの頑張りに感心した。この研修で他クラスの人と友達になれたり、先輩との関わりができたりして人間関係の幅が広がって嬉しく思う。蒜山の満天の星空は忘れられない。沢山のものをこの研修で得られ、参加して本当によかった。
・森の中で探索するのがなかなか一人では迷子になりそうでやれてなかったのでフィールドワークでたくさんの時間探索、調査ができて楽しかった。スライド作成するためスプレッドシートに情報をまとめ、グラフを作成したときに情報の授業で学んだExcelの使い方がこうやって生かされるのかと嬉しかった。時間制限がきっちりと決まっている中でのプレゼンテーションの準備、発表だったので効率的に行動し、期限内に終わらせるにはどうすればいいかためになった。他の班のプレゼンテーションを見て、どうやったら見やすくて聞きやすくなるのかを考えた。この研修を通して同級生や先輩、先生、大学生と色んな人に関わりいろんな考え方に触れ、繋がりもできて楽しい研修になった。まだまだいろんな良かったことや学べたことがあって楽しかった。