M科、E科の就職希望者に対し第一回放課後キャリア塾を実施しました。
日 時:5月 9日(木)機械科 15:40~17:00
5月10日(金)電気科 14:50~16:15
~講座内容~
① 仕事選びの基準を探ろう(グループワーク)
会社を選ぶ際に「働く上で大切に思うこと(こだわり・価値観)」を4段階で評価し、なぜそれを選んだのか、
具体的には、それを満たす会社はどんな会社で、そこでどんな働き方がしたいのかを考えるワーク。
② ①を満たす求人を探す方法について(グループワーク)
働く上でゆずれないこと(給料・休日・人間関係・教育研修の充実度・仕事内容・・等々)を満たすために、実際に会社をどう選ぶのか。
③ 進路資料の活用法
効果的な応募前職場見学をするために、事前に進路資料室にある資料や情報を活用する方法をオリエンテーション。
④ 求人票の見方と様々な働き方について
求人票の表欄の条件だけを見て決めるのは危険! 福利厚生制度の見方や補足事項、求人条件にかかわる特記事項、離職率(職場の定着率)と教育研修の充実度、有給休暇などの取得率の見極め方。夜勤(3交替と2交替)について、事業内容と自分がやる仕事内容についてなどを深堀りしました。
⑤ 本校にくる近年の求人動向と求人情報
求人条件の推移傾向(県内・県外別)、製造職(ものづくり)とメンテナンス保全業務の違い。外へ出向き人と繋がる仕事及びチームで働く仕事のスタイル VS 工場内の生産ラインで技術職として働く仕事のスタイル。卒業生が就職している主な会社について。
~講座を振り返って~
質問も積極的で、講座が終わってからも求人票や卒業生の声をまとめた冊子、企業パンフレットを進路室に残って研究しようという姿勢が見られました。ワークシートの「働く上でのこだわり」を書く欄に、給与の他に、「社員の離職が少ない続けられそうな会社」「人間関係や環境、居心地の良い会社」を上位に選んでいる生徒が何人かいるのが印象的でした。
「有給休暇取得率まで見てなかったわ~」「賞与の欄が空白な会社はすべて賞与が1年目は無いって
ことかと思ってた。前年度に新卒者が入社していないため、前年度支給実績がないから書いていない
だけってこともあるんだ~」 求人票の見方を、ある程度わかっていたつもりでも、本当は深くはわか
っていないことがわかって良かったね!
R5年度の1・2年生を対象とした職業理解のための主な行事を振り返ります。
①令和6年3月19日(火)「卒業生による進路講演会」
講演をしていただいた企業
M科 トヨタ自動車株式会社 / 株式会社鶴見製作所
E科 西日本電気テック株式会社 / 中国電力ネットワーク株式会社
w科 株式会社アイシン / NECフィールディング株式会社
C科 株式会社レンタルのニッケン / 株式会社ヤマト
K科 株式会社シーエム・エンジニアリング / 株式会社リンクス
本校卒業生の体験談を聞くことによって、進路意識が高まり、進路選択の1つのきっかけづくりに役立つものとなりました。各科の卒業生には、高校在学中に進路選択で悩んだことや、現在の会社を選択する上で決め手となった出来事などを自身の体験談を交えて語ってもらいました。
②令和6年3月21日(木)「地元企業説明会」
地元企業説明会 ご参加企業
I-PEX島根株式会社/ALSOK山陰株式会社/イオンディライト株式会社中四国支社/株式会社エスジーズ
王子エンジニアリング株式会社米子事業部/後藤工業株式会社/山陰エレベータ株式会社/山陰酸素工業株式会社
山陰電気システム株式会社/山陰東芝エレベータ株式会社/サンベ電気株式会社/株式会社JR西日本中国メンテック
島根電工株式会社/株式会社大協組/大松建設株式会社/鳥取ダイハツ販売株式会社/株式会社プロテリアル安来工場
ミネベアミツミ株式会社米子工場/美保テクノス株式会社
今年度は、1・2年生の生徒と保護者を対象に開催しました。会社の事業内容だけでなく、具体的な仕事内容についてわかりやすくパワーポイントで図解され、実際の現場の写真やDVD等の動画も見せていただきました。求人票だけでは知ることができないような、「働く現場の声」を届けていただき、貴重なお話を聞くことができました。
3月22日(水)に本校第5回目となる、2年生を対象とした地元企業説明会を校内で開催しました。島根県を含む地元企業21社にご参加頂き、教室や会議室等をフル活用して各ブースに分かれ、2~3回ローテーションで生徒にご説明いただきました。中には卒業生を連れてきて下さり、働く先輩の生の声を届けてくださった企業も多数ありました。10年前に卒業されたOBが、母校で進路を選ばれた時のご自身の体験談等をお話しされていました。何人かの生徒が聴講後に手を挙げて質問し、積極的な姿勢が伺えました。近年、コロナ禍のため、リモートで行う行事が多かった中、久しぶりに企業の方の現場の声を直接聞くことができ、近い将来の進路選択のヒントとなる充実した1日となりました。
【ご参加企業】(順不同)
美保テクノス株式会社 島根電工株式会社 株式会社プロテリアル安来工場 株式会社大協組 株式会社ニチラス 米子王子紙業株式会社 鳥取電業株式会社米子支店 ワンプライム.株式会社 鳥取ダイハツ販売株式会社 リコージャパン株式会社 株式会社JR西日本中国メンテック TVC株式会社 山陰東芝エレベータ株式会社 株式会社ティー・エム・エス 株式会社鶴見製作所米子工場 米子ガス産業株式会社 株式会社アート建工 後藤工業株式会社 マルコフーズ株式会社 ミネベアミツミ株式会社米子工場 株式会社守谷刃物研究所
「本校進路指導主事より全体説明」
12月7日の3年生進路LHRは、社会人講師をお招きして進路講演会を行いました。講師は、この講演会のために2013年から続けて本校にご来校頂いている宮﨑 努氏です。大学の工学部を卒業後、石油会社のプラントエンジニアとして設備設計の経験をされたのち、流通・サービス業にてマネジメントや新規事業の開発に携わる中で、人材開発支援にキャリアチェンジ、現在は大学生のキャリア支援を中心に、中学生からシニア層まで幅広い人材教育に携わっておられます。
今年度は、それぞれの進路へ向かってカウントダウンの3年生に対し、社会人の一員となるための心構えを、例え話や経験談をもってわかりやすくお話して頂きました。生徒の感想文の中には、「すべての人にチャンスがあり、そのチャンスをチャンスとして受け取る準備をするかしないかで未来は変わる。」「自分に降りかかるすべてのことを他責にしない、すべて自責で考える。」「人と関わる時には、プラスのボールとマイナスのボールがあるとしたらこんな風に考えよう。相手にプラスを投げ入れると自分にも相手からプラスが一つ返ってくる。そして一つプラスが自分の中に入ると自分の中にあったマイナスな感情が一つ抜けていく、それと同じでマイナスな感情を一つ入れるとプラスが一つ抜けていく。」など、印象的だったお話を書き留めていました。進学を決めた生徒も、「将来の就職に向けて大切な言葉をたくさんもらえた、これからは相手にも自分にもプラスになるような行いをしていきたいです。」と、この先出会っていく人との関わり方について大いに参考になったようです。この場にいる一人ひとりが未来へ向けて前向きなスタートが切れますように!
11月15日(水)の1年生進路LHRは、キャリアパスポートの7つのステップの最終章を実施しました。
「これからの自分を考える」というテーマに沿って、自分自身の「進路選択の基準」が何かを探究していきました。進学先や会社を選ぶ際に自分が「大切に思うこと」や「こだわること」(価値観)が何なのかを書き出し、希望の進学先や会社が決まった時に、その「大切に思う」ことが実現できそうな進学先なのか、また、「自分のこだわり」が満たせそうな会社かどうかを評価することで、より自分に合った望ましい進路実現が可能になることを学びました。本校のキャリアパスポートでは、自分の好きなこと(興味)・とくいなこと(能力)・大切にしていること(価値観)、これら3つの視点から「自分を知る」作業を各自で地道にやりながら、他者とシェアしていく作業をこれまで7プログラム行ってきました。まさに「職探しは自分探し」です。
上の写真は自分が進学先や会社を選ぶときに何にこだわって決めるのか、それぞれの進路選択に対する価値観(自分軸)を各グループで発表しシェアしていきました。そして、私たちはなぜ「働くのか」、仕事を通してどう成長していきたいかも一緒に考えました。自分の将来に対する考え方を人前でアウトプットしていくことは、受験の面接対策にもつながりますね。一人ひとりがグループで発表し、気がつけば生徒たちは友達の発言に拍手を送っていました。
去年に引き続き、3年生就職希望者を対象とした就職セミナー「放課後キャリア塾(全20回)」を5月から実施しています。現在3年生は進学・就職へ向けて、無事合格・内定しホッとしている人、結果をドキドキしながら待っている人、次回へ向けてチャレンジをしている人など、それぞれの思いを抱きながらも次の進路先へのカウントダウンが始まっています。
高校生の皆さんにとっては、面接試験に向けて、学校生活を振り返り様々な経験を書き出してみる、自分の良いところや頑張ってきたことを整理整頓するといった「自分自身の棚卸し(たなおろし)」をするのは高校入試以来だったかもしれません。しかも、自分が入社したい企業の見知らぬ人事担当者の方に向けて「とっておきの自分」を表現し、それを評価されるといった経験は皆無だったはずです。そのため、履歴書の志望動機を書いたり、面接試験のためのネタ探しをすることが想像以上に難しかったと感じる生徒も多くいました。以下の写真は、今年度の放課後キャリア塾にて、自己PRのネタ探しや今年度の求人企業情報、面接試験対策のノウハウについて学んでいたことの振り返りです。
(上写真)第2回放課後キャリア塾 6月8日~6月15日各科教室にて
「自分を知る」をテーマに、自分がネガティブにとらえている事柄をポジティブな見方に変換する、つまり短所を長所に変換するという心理学の「リフレーミング」という技法を使って、短所の言い方や長所の言い方を練習してみました。例えば、「心配性」(短所)→「慎重で忘れ物が少ない」(長所)と言い換えてみました。グループになってペアでこれを何度もお互いに言い合っているうちに少しずつですが慣れてきました。
(上写真)第1回放課後キャリア塾(6~7月)
「企業が求める人材像ゾーン」のグラフを見て自分の思考・行動の傾向を考え、現在の自分がどの人材ゾーンに当てはまるかを考えてみました。その後、本校に来る求人の企業情報資料を読み、事業内容・仕事内容・求められる資質など、気になる部分にアンダーラインを引いています。企業情報等で見慣れない活字を読む辛さ、初めて聞く「働くことの厳しさ」「求められる資質(資格条件)」に、自分のこととして初めて向き合う就活の第一歩が「いよいよ始まってしまった感」を各クラスに感じます。