放課後キャリア塾2日目は、職業適性検査を実施し、適職候補をあげてみるワークをしました。興味と基本的志向性から分析するホランドの職業6角形モデルに基づく職業興味検査です。(興味・能力自己評価検査、言語・数的能力検査から構成されている適性検査の簡易版。E-企業的・I-研究的・C-慣習的・A-芸術的・R-現実的・S-社会的、これら6つの各分野の数値が高い順の組み合わせから適職候補をあげていきます。)
今回は、学校生活や日常での経験と職業適性とのつながりから診断していく、米子工業高等学校に特化したオリジナルバージョンの適性検査をキャリア塾で作り実施しています。進学・就職のどちらにするか迷っている生徒や技術職に適性があるかどうか悩んでいる生徒は、この適性検査の結果を見ることで、それぞれの悩みや課題に対する1つの参考・判断材料となりました。また、去年の求人票を見て、「この会社に合う適性や基本的志向性は何か」ということを生徒と一緒に考えていきました。

5月7日から進路室にて、放課後キャリア塾「就職準備講座」を実施しております。各科6名定員でグループワークや自己分析ワークを行っています。
【グループワーク】
・ジョハリの窓「他人から見た自分」と「自分から見た自分」
昨今、就職試験の面接にて、「あなたは周りの人(友達)からどう思われていると思いますか?」と、自己分析に加え、「他者からどう見えているのか」を自己理解できているかどうかを問う質問が増えています。
ジョハリの窓は、20個の長所が並べてあるシートに、自分と自分以外のメンバーの目、両方の視点から当てはまるものにチェックをしていくグループワークです。「開かれた窓(自他ともに認める自分の長所)」「盲点の窓(自分では気づかなかったが他人はわかっている長所)」「秘密の窓(自分だけはわかっているが他人には見せていないので知られていない長所)」「未知の窓(自分も他人もまだわかっていない長所)」これらの4つの窓(絵)に、自分とメンバーがチェックしていった長所を書き出していきました。普段何気なく交流している友達から、自分では気づかなかった長所を言ってもらい、「なぜ思いやりがあると思ったのか」等、理由が書いてある紙を改めてもらうと、思わぬプレゼントをもらったような気がして温かい気持ちになります。終わった後、少し照れながらも嬉しそうにしている姿を見て、自己肯定感が未来のステップにつながる第一歩だと改めて実感しました。

連絡事項
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今日の出来事
1月14日(木)の放課後、3年生就職者を対象とした放課後キャリア塾を実施しました。今年度最後のキャリア塾は、就職者全員参加(希望があれば進学者も参加可能)で、各教室にてオンラインセミナーとなりました。テーマは「働くときのルールを知ろう」。労働契約や就業規則について、また、退職・解雇のルールについてクイズ形式で参加してもらいました。話を聞きながら要点を自らメモするような練習も兼ねました。特に不正解率が高かったクイズは、試用期間後の本採用拒否が会社には認められているかどうか(解約権留保付労働契約)、使用者が賃金引下げをする際の条件についてのクイズでした。労働者として果たすべき義務と守られるべき権利について、それを「知ろうとしないこと」で、今後、自分たちの大切な職や財産を失ってしまうリスクがあるかもしれない。これが少しでも伝わっていることを願っています。また、このセミナーで活用した「THE社会人~働く若者のルールブック」という冊子をお守りにして、いざという時に役立ててもらうようお話しました。


12月16日(水)に3年生を対象とした進路LHRを実施しました。
去年同様、ライフ&キャリア応援塾エールSMD代表 宮﨑努氏に「社会人の一員となる為の心構え」をテーマに講演していただきました。今回の講演は、コロナ感染予防対策のため、埼玉県在住の宮崎氏とリモートでつながり、生徒は各教室で講演を聞きました。クイズ形式で、「納期を守る大切さ」「学生と社会人の違い」「ビジネスマナーの基本的な考え方」等について、生徒が自ら考えメモをとりながら参加していけるような配慮をして頂きました。講演後の生徒の感想文には、約7割の生徒が、「今回のお話を聞いて一番心に響いたことは、すべてのことを他責(他人の責任)にしない。すべて自責(自分で責任を持つ)で考えるということ。今までは何かあると、結果的には他責にしていた部分があったと思う。自責と他責、この2つのワードを初めて知った。」と書いていました。
今日は就職試験解禁日。コロナウイルス感染防止対策として、生徒は県内外企業数社の適性検査をWEB試験にて実施しました。(進路指導室面談室等で実施)リモートで接続テストやオリエンテーションがある企業についても対応しました。高校生の受験システムがコロナウイルス感染予防対策から変わりつつある今日この頃です。休憩時間も試験中だったため、生徒教員に協力してもらい、静かに教室移動をするよう学校全体で取組みました。

