高齢者食料理講習会

2019年11月12日 15時44分
家庭学科

令和元年11月12日(火)
2年調理コース20名は、幸朋苑の管理栄養士4名と調理員1名に来校いただき、高齢者食について学びました。全然知らなかった料理のジャンルに、少し驚いた様子で
したが、しっかりと話を聞かせていただき、理解することで、食べることの重要性、今、なんでも美味しく食べられることの幸せについて気づかされる授業でした。

   
 まずは、座学で高齢者食のことや、食のメカニズムなどを学びました。その他にも、管理栄養士の仕事も教えていただきました。 初めての介護食作りなので、レシピをしっかり確認してから作業に移ります。 ミキサーを使って、食材はできるだけなめらかにします。
   
 野菜や肉など食材に合わせて、きっちり軽量して、専用の凝固剤などを使用します。 きっちり軽量し、凝固剤にあった、加熱時間や調理法を守ることで、なめらかな食感が生まれます。 食品がダマにならないように丁寧に調理する必要があります。少しの塊でも誤嚥につながる可能性があります。
   
 うどんは、見た目も味もそのままなのに、すべてが柔らかくて不思議でした。でも、見た目や味、香りなど、そのままの料理に近づけることで、食欲増進や、誤嚥の防止にもなるんだと学びました。 プリンもとてもおいしかったです。ですが通常のプリンとは、食感や飲み込みやすさが違い、とても面白かったです。 やわらか食やなめらか食といった食事の形態を作り分けることで、それぞれに合った食事をとっていただくことが可能になるんだと勉強しました。
   
 試食を行いました。普通の食事と見た目がそんなに変わらないのに、食べてみると、歯がいらないくらい柔らかかったり、見た目は全然違うのに、味はそのままだったりして、不思議な感じでした。 質疑応答では積極的に質問しました。進路で管理栄養士や給食関係を希望している生徒は本当に参考になる話でした。         お礼のあいさつ