授業紹介:残存能力を尊重した介護~移乗・移動~(福祉類型)
2023年6月16日 15時49分 3年3組 福祉類型授業の紹介!
講師に、岩井あすなろの介護福祉士 小南さん、但井さんをむかえ「移乗・移動」をテーマとした介護福祉実習を行いました。
2限目は、机を囲んで実習の前に知っておくべき知識や日々の生活で難なくおこなっている移動が当たり前にできない利用者の状況や気持ちを理解するための説明と話し合いがありました。
移動が困難な利用者を介護する際、残存能力を活かした介護をすることで、利用者がすべてを介護者に頼るのではなく、利用者自身の意思や能力を尊重し、自立支援を促すことが大切と学びました。
そして、具体的な介護として「ボディメカニクス」の内容に。
ボディメカニクスとは、「最小限の力で介護ができる介護技術」の一つ。
介護者と利用者の身体的負担を軽減できる技術を実習しました。
生徒たちはペアになり、足の幅や重心の位置を変えて相手と押し合うことで、介護者が利用者を移動させるときに大切な「支持基底面を広くとること」や「重心を低くすること、」を体感しました。
さらに、利用者をベッドで寝がえりさせたり、起こしたり、移動させる際の方法を学びました。
最後に、右足を骨折した45歳女性を想定して、「どんな福祉用具を選んだら良いか」と講師から質問がありました。
生徒たちはカタログをみながら、「靴」、「杖」、「サポーター」等を選び、選んだ理由も発表しました。