「本物に触れ、本物から学ぶ」-地域とともに育む、探究の一歩-

2025年6月19日 15時00分

 6月12日と19日の2回にわたり、1・2年生を対象とした総合的な探究の時間で、校外フィールドワークと校内ワークショップを実施しました。岩美町で活躍する企業や団体、個人の方々のご協力を得て、生徒たちは実際の仕事現場を訪れたり、ワークショップを体験したりしました。

◆ 現地で学ぶ、生きたフィールドワーク◆

●株式会社タシマボーリング(6月12日)
岩美町大谷にある、地下海水井戸陸上養殖場を見学しました。大人気のブランド鯖「お嬢サバ」と「さばみちゃん」が養殖されるタンクで、養殖事業のお話を聞き、餌やりも体験しました。

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●岩井温泉明石家(6月12日・19日)
岩井温泉の「明石家」の施設を見学しました。岩美町屈指の観光地の一つでもある岩井温泉、そこで長年つづく温泉旅館の歴史とおもてなしの心をご案内いただきました。

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●岩美こども食堂(6月12日・19日)
浦富にある「岩美こども食堂」の施設を見学しました。食堂で出す「ちまき」作りのお手伝いや、施設に飾るポスターの作成など、現地でお仕事や活動について体験しました。

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●FDK株式会社(6月19日)
国内外に製造拠点を展開される電池メーカーFDKの鳥取工場を訪問しました。最先端の製造現場を間近で見学し、地域に根ざしたグローバル企業の姿を学びました。

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◆ ワークショップで創作活動◆

●いわみ郷土料理愛好会 じんたん寿司(6月12日)
捕獲されても売り物にならない小さなハタハタを使った岩美町の郷土料理「じんたん寿司」。いわみ郷土料理愛好会さんに、魚のおろし方や、おし寿司のコツをご指導いただき調理しました。「魚嫌いな子どもでも食べられるおすし」をコンセプトに開発にされた万人に愛される味付けのお寿司を美味しく調理し食しました。

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●山陰海岸遊覧船 渚のキャンドルづくり(6月12日・19日)
岩美観光のお土産に大人気のワークショップ「渚のキャンドル」作りを体験しました。好きな貝殻やシーグラスを使い、岩美の海岸をイメージする世界に1つのキャンドルをつくりました。

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●ナチュラルプランツ 葉波 しのぶ玉づくり(6月19日)
ミズコケで作ったシダ玉の「しのぶ玉」。清涼感たっぷりで、人気のインテリアを作りました。お家にいても自然を感じられ、植物を育てる楽しさを学びました。

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●FDK株式会社  手作り電池(6月12日)
電池の仕組みを学びながら手作り乾電池キットで「世界に一つだけのオリジナル乾電池」を作りました。FDKの職員の皆さんのアドバイスを受けながら自分で作った乾電池を使って豆電球に明かりをつけました。乾電池つくりをとおして科学のおもしろさを知ることができました。
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●株式会社タシマボーリング さばみちゃんに触れて食す!(6月19日)
岩美の養殖場で育った「さばみちゃん」を使って、調理ワークショップを行いました。生徒は、サバの3枚おろしに挑戦。その後、養殖サバだから食べられる「サバのお刺身」や「焼き鯖」に調理して味わいました。生徒は、命をいただくという実感とともに、食の大切さと豊かさを体感しました。

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 めったにできない仕事現場の見学や仕事体験、創作活動中心のワークショップなど、多岐にわたる内容で、地域の方々に寄り添っていただいた体験をとおして、地域に対する理解を深めるとともに、生徒たちは視野を広げ、探究への意欲を引き出しました。

ご協力いただいた企業・個人の方々に心より感謝申し上げます