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日誌

航海実習のようす

2017年11月6日 11時43分
2年生

11月4日(土)のようす
風:北北西6 天気:晴れ 気圧:1020.8 気温:9.1 水温:16.6 波:3
昨夜から揺れがひどくなり、部屋の荷物が右左と移動したり、荷物が落ちたりと、今年の2年生にとって初めて体験する大きな揺れが襲いました。昨夜が揺れのピークで、左右上下に大きく揺れ、日中は揺れを極力抑えるため、進路を風の吹く方向(北寄り)にずらし、横揺れは収まりましたが、縦揺れは大きくなりました。今までの航海では揺れても短時間だったので、大きな揺れが続き、耐え難い船酔いで、いつまで続くのか、しきりに聞いてきます。起床後の点呼の時間になっても、半数しか来ません。揺れがひどくて、室温が高くて寝付けなかった、船酔いで・・・起きてこれないようです。揺れが大きく、危険なため、プロムナードデッキでの体操、午前中の作業や学習等を中止としました。朝食も手を付ける生徒は数名で、それが昼食や夕食も続きました。食当は、1人はトイレと食当を行き来しながら頑張っていましたが、2人が船酔いで起き上がれず、準備が進まない状況です。友人が片付けを手伝ってくれて、なんとか終えることができました。船酔いがひどい者は10回以上嘔吐し、洗面所とトイレのバケツには溢れんばかりの黒袋で一杯になりました。明日は小樽付近へ到着する予定、船酔いも収まること思います。
 
傾斜計、右に25度左に18度、船橋ではこんなかんじ
 読書ができているのも数名でした

航海実習のようす

2017年11月6日 11時04分
2年生

11月3日(金)境港出港
風:西4 天気:晴れ 気圧:1016.2 気温:20.2 水温:20.1 波:2
 さて、いよいよ境港を出港する日を迎えました。制服に着替えて、岸壁に出ると、たくさんの人が集まっていました。これだけ大勢の皆さんに見送りに来ていただき、生徒は喜んでいました。ありがとうござました。出港後に操練、その後、美保湾を出ました。海は穏やかで、順調に航海をしていましたがミーティング後から揺れが強まり、船橋当直に行く者が次々に船酔いになって帰って来ました。生徒食堂も就寝準備の頃には、静かになりました。これからもっと揺れが強まるようです。船酔い以外で体調不良はいません。
 
出港式のようす
 
出港前、食料積み込み     機関当直

航海当直のようす

2年生航海実習のようす

2017年11月6日 10時48分
2年生

11月2日(木)乗船
風:東北東、1 天気:晴れ 気圧:1017.3 気温:20.6 水温:20.6

 当初の予定から大幅にずれ込みましたが、ようやく乗船の日を迎えました。相次ぐ台風の襲来により、実習生の安全第一を最優先に考え、日程だけでなく、寄港地についても大幅に変更することになりました。目的地はケアンズから、国内の主要な港を巡りながら、日本一周する航海に変更され、乗船期間も若干減ることになります。当初予定された航海に向けて、実習生自身も準備を整えてきましたが、航海の変更を伝えたときには、とても残念がっていました。ただ、日本一周、小樽、東京、那覇、長崎に寄港しますし、今までとは違う経験が出来ると思います。航海での基本的な生活は変わらないので、そこもしっかりと意識して、成長を遂げてもらいたいと思います。
 
乗船式のようす        夕食のようす

イカ釣り航海のようす

2017年9月19日 16時50分
2年生
イカ釣り航海は無事終了しました。
★9月15日の日報より★
風:北東、5 天気:本曇り 気圧:1020.4 気温:22.8 水温:25.0 

 本日が実習最終日、台風の接近で若鳥丸が翌日の避難のため準備をするため、予定よりも2時間早い午前8時に境港に入港しました。午前中は船内清掃と実習道具の片付け、冷凍したイカの運搬作業を行い、昼食を挟んで午後からは、水産試験場の方に来て頂き、イカの付加価値向上技術について講演及び実演をしていただきました。鳥取県では墨なし白イカを「白輝姫」の愛称でブランド化しています。調理中に墨を洗い流す作業がなくなり、見栄えが良いといった利点があります。開発された方に直接ご指導いただき、実習生の約10名が実際に手ほどきを受けながら、上手に墨袋を取り除くことができました。本校では、数年前から魚の神経締めに関する研究を続けています。イカについても墨袋除去や神経締めなどによる付加価値向上の研究をしてみたら面白いと思いました。午後3時に下船式を行いました。ほとんどの実習生が指示をしなくても整列をして、待っていました。良い習慣が身に付いていることを感じています。下船式では実習生代表が挨拶をしました。前日に挨拶文を悩みながら考えていました。下船式後に、昨晩釣れたイカ(生鮮)を受け取り、各家庭で食べてもらい、その味について、実習の感想とともにレポートにまとめて提出してもらいます。

 今回の操業の釣果は、冷凍したシロイカ530杯とスルメイカ100杯、生鮮の約150杯です。5日間予定通り操業できたこと(昨年は台風で中止、一昨年前は前線と台風の接近により、イカ釣り操業は2晩のみ)や実習生それぞれがイカ釣り実習を体験し、漁獲の喜びを感じてもらったことについて、山陰の海と若鳥丸、水産試験場の皆様に感謝をしたいと思います。ありがとうございました。来月末にはオーストラリア国際航海を控えていますので、しっかり準備をして、充実した実習になるように臨みたいと思います。

 
昼食はカレーでした。      水産試験場の方による講習
 今回の釣果一部

イカ釣り航海のようす

2017年9月15日 12時08分
2年生
海洋科2年生は本日、無事に境港に入港しました。
 
パラシュートアンカー投下を見学       釣れました!
★9月14日の日報より★
風:西北西、2 天気:晴れ 気圧:1016.4 気温:26.6 水温:25.8 波:Smooth

本日が最後の操業日となりました。今週は境港に水揚げされる白イカが少ないようで、プロの漁師も苦戦しているようです。今回の操業では、操業2日目に白イカ500杯以上の釣果を挙げましたが、イカ釣り機で数が伸ばせません。最終日となった本日は十分な釣果を望みたいところです。午後6時に海洋観測を行い、操業の準備、前日釣れたイカの箱詰めを行い、午後7時に操業開始です。幸先良くイカ釣り機で白イカが揚がり、その後も操業2日目ほどではないですが釣れ続けました。手釣りは1人が5~10杯程度釣りあげ、全体で150杯以上の釣果となりました。初めてイカ釣りを経験した生徒も、1度目よりも2度目に釣果を伸ばし、実習生全員が釣りあげました。その中には毎回10杯以上釣りあげ、イカの釣り方を体得したる実習生もいました。全操業日程無事終了しました。明日は午前8時に境港入港となります。
 
操業データ入力                  食欲旺盛大盛りごはん(恒例)
 
中央のイカが神経締め直後のもの      全操業日程無事終了!

イカ釣り航海のようす

2017年9月14日 14時47分

残り2日となりました。実習生はみんな元気にしています。
 
イカ釣り操業データを入力しています    見事サゴシをゲット!
★9月13日の日報より★
風:西北西、2 天気:晴れ 気圧:1016.4 気温:26.6 水温:25.8 波:Smooth
 昨夜からのイカ釣り操業は、スルメイカ26杯とケンサキイカ46杯の合わせて72杯が釣れました。大半は手釣りでの釣果になります。自動イカ釣り機の釣果があまり良くないのに、何故手釣りでは釣れるのでしょうか。ただし、大漁となるには、イカ釣り機の活躍が不可欠になります。
本日は漁場から境港に向けて出航し、午前11時過ぎに境港一文字防波堤の外側で錨泊し、救助艇を降ろして漁具を受け取りに行きました。これまでの操業でサゴシの猛攻によりイカ釣り機の太いテグスまでも切られ、手釣りの細い仕掛けはなおのこと切られてしまって今後の操業に必要な仕掛けが不足したためです。

 午後7時からの操業では、手釣りで飽きない程度に釣れています。後半は釣果が落ちました。またサゴシの群れが入り、甲板長に作ってもらった新しい仕掛けも海に投入した直後にことごとく切られ、実習生は戦意喪失・・・かと思われましたが、サゴシを釣り上げようと必死になっていて、2名がサゴシを釣り上げていました!
 
船内での実習生の様子ですが、指導教官が集合を呼びかけないと集まらない、テーブルの上をきれいに片付けるように言わないとしないなど、言わないとやらないという部分があります。まだ自分から行動しようとする意識が乏しく、人任せにしている面もあり、特に生活面でだらしのない部分も見受けられますので、しっかりと指導しました。深夜の当直業務や操業による疲れも溜まっているとは思います。しかし、残り2日間となりました。目的・目標を再確認して、充実した実習になるよう取り組みます。
 
機関当直(操縦位置の切換)         船橋当直(操舵)
 
イカの神経締め                 操業データ入力作業

 

イカ釣り航海のようす

2017年9月13日 09時31分
2年生
★9月12日の日報より★
風:北西、2 天気:本曇り 気圧:1010.5 気温:26.4 水温:26.2 波:Slight

昨夜からのイカ釣り操業は、機械釣りと手釣りを合わせて500杯以上が釣れました。午前1時15分に操業を打ち切りました。まだまだ釣れる状況でしたが、その場に立ちづらくなるほど波高が高くなり、危険であると判断し、操業を終えることになりました。後半操業のメンバーの中で一番張り切って頑張っていた実習生が船酔いでダウン、他にもフラフラになりながらも任務を全うする実習生もありました。本日、午後7時からの操業では、手釣りで唯一スルメイカを釣りあげましたが、その1杯のみでした。イカ釣り機もほとんど釣れず、前日釣れた場所に戻ることになりました。

イカが釣れない時に、ぼんやりと海面を眺めると、色々な魚を見ることができます。トビウオやダツのような細長い魚に、回遊魚(サゴシやカンパチ?)などです。トビウオは回遊魚や海鳥に狙われ、しきりに滑空しています。よくあるのが「先生、でかいイカがいる」とか「あの大きな物体は何ですか」と聞かれますが、大抵は海藻です。実習生にとってはこれも貴重な体験だと思います。船酔いは多数いましたが、現在は回復しています。
※12日の釣果はシロイカ46杯、スルメイカ26杯でした。
 
からまった仕掛けの糸をほどく作業   イカの観察
 
この部分は口ですね          夕食にステーキ!
 
前半は手釣りで一杯のみ…       どんな魚が泳いでいますか?

イカ釣り航海のようす

2017年9月12日 14時18分
2年生
 
イカの解剖                     神経締めに挑戦!
★9月11日の日報より★
風:南、3 天気:雨 気圧:1008.2 気温:25.6 水温:26.7 波:Smooth
昨日(10日)後半(午後10時から午前3時まで)も釣果は芳しくありませんでした。機械釣りは数杯のみ、実習生は1人が1~4杯を釣りました。初めはイカが乗っているのか判断ができないようですが、釣り上げるうちにイカが乗る感覚(テグスを通して手にイカの重み)を掴めるようになると思います。操業中はお腹がすくので、1日4食となり、食事当番が毎食1時間前に食事の準備をします。まとまった休息時間が取れない大変な仕事ですが、よく頑張っています。午前7時の朝食後は操業や当直を終えた疲れから、部屋から出る様子はありません。午後からは日誌点検後に作業班が昨夜釣った白イカの解剖をし、体の構造について理解を深めました。午後7時からイカ釣り操業スタート、時折雨風が強くなる中、開始早々から、機械釣りと手釣りの両方で釣れ出しました。手釣りの方では、仕掛けを下ろす毎に、イカが釣れる状況で、実習生同士で何杯釣れるのか競争し合い、「よっしゃー」という雄叫びが次ぎ次ぎに聞こえてきます。イカの外套長・個数を記録する係は次々に運ばれてくるのでとても忙しくなりました。また、イカが運ばれてくる間に、神経締めに挑戦しました。なかなか上手くいきませんが、何度も挑戦すると全員できるようになります。今回はパラシュートアンカーを出したので、両舷のイカ釣り機を稼働しました。手釣り、イカ釣り機ともに好調です。
※波が高くなり仕掛けが絡むため、午前1時頃操業終了としました。
   釣果はシロイカ525杯、スルメイカ19杯でした。
 
雨が降る中、手釣りの様子
 
釣れたー!!                   昼食の準備

イカ釣り航海のようす

2017年9月11日 15時54分
2年生
昨夜よりイカ釣り操業が始まりました。
 
船尾で手釣り                   シロイカが2杯釣れました!
★9月10日の日報より★
風:北東、2 天気:晴れ 気圧:1015.9 気温:26.9 水温:26.3 波:Smooth
昨夜20時から隠岐海峡で漂泊をしました。翌朝、船窓から海を覗くと、隠岐の島をはっきりと見ることができました。昨晩の漂泊中に通信長が試し釣りでシロイカを何杯か揚げていたので、好釣果に胸が膨らみます。午前中はイカ釣り操業の諸注意と手釣りについて、船長及び甲板長から説明がありました。午後は、操業中の実習生の動きや注意事項の確認等を行いました。

午後5時に操業場所に向けて少し移動し、午後6時過ぎにCTDによる水温・塩分測定及び各種海洋観測を行ない、午後7時にイカ釣り操業開始となりました。イカ釣り機では「カラン、カラン」とイカ角(擬餌針)を巻き揚げる音が小刻みに鳴り響き、集魚灯にトビウオや海鳥が集まってきました。手釣りの方は、船員が幸先良く白イカを釣りあげ、それに続いて実習生第1号!白イカを釣り上げました。船員はその後もポツポツと釣り上げますが、第1号を釣り上げた実習生以外の仕掛けにはイカがなかなか抱きつきません。誘い方に間違いがあるのか、それともイカのいる水深まで仕掛けが届いていないのか、、、いろいろ工夫をしていましたが、釣果になかなか繋がりません。しかも不運なことに、サゴシ(サワラの幼魚)が回遊してきて、仕掛けが噛み切られるといった釣りにくい状況になりました。しかし、操業班の交代間近に、スルメイカ(前半はこの1杯のみ)を釣り上げました。外套長30cmの白イカを釣り上げると意気込んでいて狙いどおりではなかったですが「どうだ!」と大喜びでした。午後22時に操業班を交代し、この後午前3時まで操業予定です。イカ釣り機は両舷で合わせて8台あり、その内左舷側4台はトラブルを避けるため停止させ、右舷4台を稼働させ、疲れ知らずのスタミナで上げ下げしますが、前半は白イカ1杯だけしか上がりませんでした。まだ操業初日なので、今後に期待です。
※その後、後半の操業が終わり、結果はシロイカ16杯、スルメイカ3杯でした。今夜も操業があります、釣果に期待します。
 
機関当直、交代します           操業の注意事項
 
食当は朝、昼、夕、夜食の4回です。    航海当直、交代します              

イカ釣り航海のようす

2017年9月11日 10時05分
2年生
9月9日15時、海洋科2年生は7日間のイカ釣り航海実習へ出港しました。

9月9日の日報より

風:東北東、4 天気:晴れ 気圧:1012.1 気温:26.0 水温:26.4 波:Calm
夏休みが終わり、瞬く間にイカ釣り航海実習の日を迎えました。この航海実習の目的は、地域の基幹漁業であるイカ釣り漁業を体験するとともに、船舶運航に必要な要素を養うことにあります。今回は境港を出港してから戻ってくる1週間、ずっと洋上です。今までの航海とは違い、ずっと揺れ続けることになります。さらに、イカ釣り操業は夕方から深夜に及ぶため、実習生からすれば辛い部分もあると思いますが、来月末に控える長期航海に向けて、乗り越えてもらわないといけません。実習生が釣ったイカは、食品・ビジネス科の生徒の手で美味しく加工される予定ですので、たくさん釣ってきたいと思います。ご期待ください。

さて、出港式には保護者の方や教職員の方にお見送りに来ていただき、ありがとうございました。出港してしばらく経っても、海は穏やかで、船酔いでしんどくなる実習生はいません。食事については、完食した生徒が大半でした。夜のミーティング後は、それぞれがゲームやトークで盛り上がり、騒がしくなりすぎて注意するほど、とても賑やかでした。課題としては、話したことを忘れたり、書いてあることを確認しなかったりで、集合時間に遅れたり、持ち物を忘れたりと、情けない面が見受けられます。周りから助けられて事なきを得る場面が目立つので、長期航海を見据えて、それを改善できるように指導に当たります。明日から操業が始まります。
 
出港式のようす
 
いってきます!                出港後、係船索の片付け
 
昼食の準備                食事のようす、元気ですね。

健康チェックも忘れずに。