鳥取東高校「鳥取学」とは,私達のふるさと・鳥取をフィールドとした1年次の探究学習活動で,小・中学校時における「ふるさと・キャリア教育」を踏まえ,生徒が自分の興味関心や課題意識に応じて取り組むグループ活動です。
この主旨に賛同・協力いただける鳥取県内企業,国公私立大学,官公庁等,外部関係機関及び地域社会・地域住民の皆様と連携し,フィールドワークにでかけ,指導助言を得たり協働活動に実践的に取り組んだりしています。
この「鳥取学」について,本校が育成を目指す力は次のとおりとしています。
▶課題を見出す力 ▶仮説を立て,適切に検証する力 ▶分かりやすく説明する力
▶地域に新たな価値や意義を創出する力

当日は7つのコースに分かれて訪問先に向かい,事前にいただいていた課題を解決するために生徒が考案した提案を聞いていただきました。訪問日までの期間を利用し,1年生はそれぞれ課題の背景や地域事情等について調べ,現状を踏まえた提案をポスターにまとめ,発表しました。

こうした発表について訪問先の方から専門的な助言やご指摘をいただき,問題を解決するための多様な視点や隠れていた問題点に気づいた生徒も多かったようです。やはり,現場に行かないとわからないこと,そして五感を駆使しないと気づけないことがあると痛感するシーンも多々ありました。

令和6年1月末に予定されている「鳥取学」成果発表会に向け,1年生はさらに探究活動を続けます。今回の校外学習について,お忙しい中,本校生徒の訪問を快く受け入れ,そして温かくご対応くださいました皆様に心から感謝を申し上げます。