わくわくする授業の秘密(2) 1年〔数学・理科・理数〕編
2025年11月25日 09時51分11月17日掲載(1)に続き、今回は1年〔数学・理科・理数〕の授業をご紹介します!
数学A(1年) ~世界を形づくる「ルール」を解き明かす~
数学Aにおける図形の学びは、単なる計算や公式の暗記ではありません。それは、「世界を形づくるルールを解き明かす」知的な冒険です。目に見える現象の裏にある「理由」を探りながら、物事を論理的に考える力を育んでいきます。
例えば、「接線と弦が作る角度の定理」。シンプルな図形の中にも、なぜそうなるのかという「理由」が隠されています。この「理由」を筋道を立てて考え、自分の力で証明できるよう、担当の先生が丁寧にサポートしながら、段階的に学んでいきます。
プログラミングやデザイン、データ分析など、現代の多くの分野で必要とされる論理的思考力、そして物事を整理しながら体系的に理解する力。数学Aの学びを通じて、複雑な問題を解決する力を養い、未来を切り開く力を身につけるための基盤を築いていきます。
1年生(高草中学校出身)の感想
「問題が解けなくて困っていたら、答えではなく《解くためのヒント》を出しに来てくれるので、力がつきます!」
1年生(国府中学校出身)の感想
「先生が板書をする時、ペンで色分けをしながらポイントを丁寧に解説してくれるので、とても分かりやすいです!」
生物基礎(1年) ~「いのちの秘密」を知る! 自分と世界を深く見つめる授業~
「生物基礎」は、私たち人間を含む動物や植物といった生き物がどのように生きているのか、その仕組みを学ぶ科目です。「親とそっくりな特徴は、どうして決まるんだろう?」「生き物は地球とどう繋がっているんだろう?」普段は意識しないけれど、実はとても不思議な命の秘密。この授業では、担当の先生と一緒に、生命が活動するためのルールを解き明かしていきます。
たとえば、「腎臓の働き」を学ぶ授業。腎臓は、血液の中にある老廃物をきれいに取り除き、必要な水や塩分などを体に戻す非常に精密なろ過装置です。私たちが意識しなくても、体内のバランスを精密に保ってくれます。この仕組みを知ることは、私たち自身の体がどれほど頑張ってバランスを取っているかを理解することにつながります。
授業では、小さな細胞から大きな生態系のつながりまで、生命の営みを体系的に学びます。仕組みを理解することで、生きること、そして命の多様性の大切さを深く考えるきっかけが生まれます。
1年生(南中学校出身)の感想
「色を使い分けながら図や絵を書いて、丁寧に解説してくれるので、とても分かりやすいです!」
1年生(八頭中学校出身)の感想
「理解できているかどうか、一人ひとりに質問し、確認しながら授業を進めてくれるので、学びが深まります!」
理数探究基礎(1年) ~理科と数学のチカラで、世界のフシギ を解き明かせ!~
「理数探究基礎」では、理科や数学を通じて、身近な現象を科学的に理解する力を育てます。実験などの具体的な活動を通して、知的好奇心を刺激し、論理的思考力や探究心など、将来に役立つ力を身につけることができます。
たとえば、すりおろしたじゃがいもに水を加えて3本の試験管に分けて入れ、それぞれの試験管を氷水で冷やしたもの、常温のまま、そしてお湯で温めた状態にしてから、過酸化水素水をスポイトで加える実験。じゃがいもに含まれる酵素カタラーゼが温度によってどのように働き方を変えるのかを観察します。泡の出方の違いから、酵素の性質や環境との関わりを体感的に学ぶことができ、理科の知識が「生きた学び」として実感できます。そして、実験で得た内容をもとにさらに探究し、発展させていきます。
「食品を冷蔵庫に入れるとなぜ長持ちするのか?」「渋滞が発生しないためにはどうすればいいのか?」など、身の回りには謎がいっぱい! 仲間と一緒に科学実験をしたり、問題を解決したりすることで、協力しながら考えを深める力も養われます。担当の先生の熱心なサポートのもと、理数探究基礎の授業で「世界のフシギ」を解き明かす楽しさを体感しましょう!
1年生(岩美中学校出身)の感想
「日常生活の中で興味のあることを扱った実験がいっぱいで、知識が増えていくので楽しいです!」
1年生(江山学園出身)の感想
「実験がたくさんあって、授業で習ったことと結びつけられるので、とても楽しいです!」