今回の大会に参加したのは鳥取東高校の他,灘高校(兵庫県),小林聖心女子学院高校(兵庫県),西大和学園高校(奈良県),名古屋高校(愛知県),岡山高校(岡山県)等。
参加生徒は,日本語と英語を駆使しながら,テーマ「安全保障理事会の議会席拡大と衡平配分および関連事項」について熱い議論を交わしました。

高校生模擬国連大会では,高校生が各国の大使(外交官)となって,実際の国連会議や国際会議を模擬する活動に真剣に取り組みます。この活動をとおして鍛えられるのは次のような力とされ,近年,高校生の間で人気が高まってきています。
▶他者と建設的に交渉する力 ▶他者との協働・協調して合意を形成する力
▶複雑な問題を解決する力 ▶人の心を動かす情報の伝え方や英語力
鳥取東高生8名が今回大会で担当したのは次の4か国です。
▶アフガニスタン ▶ルーマニア ▶モーリタニア ▶ガーナ
素晴らしい英語を堂々と操り,具体的で説得力ある政策を提案する東高生。自国民と世界平和に貢献したいとの熱い思いがひしひしと伝わる議論に熱中する東高生。入念なリサーチを基に,各国との交渉やグループ議論をリードする東高生。

どの瞬間も本気で取り組んだからでしょう。生徒は確かな手応えを感じていた様子でした。と同時に,全国同世代高校生のレベルの高さや卓越した思考力・表現力に大いに刺激を受けた1日ともなりました。
議論を深める力。人の心を動かす情報の伝え方。そして自分の本当の思いを英語で適切に相手に伝える力。いずれも,ローカル,グローバルの別を問わず今,どの場面でも求められている力です。今回大会に参加した生徒は今後,クラスの仲間も巻き込みながら,鳥取東高の「三兎を追う」学校生活の中で,こうした力を一段高いレベルで自律的に鍛錬し続けるだろう…そんな期待が高まります。