選考の結果,本校2年生 石井さんが派遣者として選抜され,令和5年10月13日から12日間の米国異文化交流等を体験しました。今日は,石井さんからの報告と中学生のみなさんへのメッセージを掲載します。
このプログラムの参加者は,鳥取県とバーモント州の様々な共通点をふまえ,フィールドワークを中心としたバーモント州における環境保全の取組に係る探究活動に取り組みました。24時間英語に浸かり,ホームステイや学校交流等,文化や習慣の違う同世代バディと交流する国際交流も大きな目的のひとつでした。
この事業に参加したい!と中学生の頃からずっと目標にしてきた石井さん。このたび,バーモント州での濃密な10日間について報告してくれました。そして…中学生のみなさんへのメッセージも!
〈環境保全学習を振り返って〉
一人ひとりの意識の強さとそれを行動に移すことが大切。環境を良くすること,維持することは手間がかかることですが,それでもバーモント州の住民は,企業活動,政治,家庭のどの立場や場面においても再生可能エネルギーの活用やリサイクルなどの気候変動対策への意識が高く,未来のことを考え,積極的に環境保全に取り組んでいました。
私達の住む鳥取を持続可能な街にするために私達高校生がすぐ実践できることもたくさんあります。水筒をどこへでも持ち歩いてペットボトルの消費量を減らしたり,鳥取砂丘の清掃活動やプラごみフィッシングなどの環境イベントに参加したり。
高校生活は決して暇ではないけれど,勉強や部活動の合間をぬって鳥取の自然を肌で感じ,魅力を見つけられる時間を仲間と作って,若者目線からこうしたことを啓発していける第一人者になりたいとも思っています。
〈海外体験について〉
実質たった10日間の米国滞在でしたが,実際に異国の地に行って直接交流すること,そして様々な夢や熱い想いをもった同世代の子や様々な価値観や習慣を持った人と出会えたことで,人とつながることの素晴らしさを改めて痛感しました。英語学習のモチベーションアップにもつながりました。
国際交流の意義は「"お互いのいいところ"を学びあって,新たな視点で物事をみられるようになること」と今私はそう思っています。実際,バーモントで出会った人達は,自分のセクシャリティや考えなど何においてもオープンな人が多く,「そんな考え方もあるのか!」という発見がたくさんあったし,逆に,日本の良さに気づける場面もたくさんありました。このような発見を続けていくことで,多様な考えや発想ができるようになっていくのだと思います。

また今回の研修をきっかけに出会った鳥取の高校生と現地で助け合うことができたので安心できたし,なによりたくさんの刺激をもらいました。これからも人とのつながりを大切に,様々な経験を積んでいきたいと強く感じました。
〈鳥取東高校進学を考えている中学生のみなさんへ〉
東高を目指す中学生の皆さん!
東高では自分のやりたいことを叶えるきっかけに出会えます。そしてそれをサポートしてくださる素敵な先生方がおられます。私自身,高校生のうちに海外に行けるなんて思ってもいなかったですが,その夢を叶えることができました。また,今はまだ高校に入ってからやりたいことが明確でなくても,東高に入れば何か没頭できるものに出会えるチャンスが沢山あります。そんなチャンスを自ら見つけだせる生徒を目指して,受検勉強のラストスパートを頑張ってください!東高で充実した3年間を共に過ごせることを楽しみにしています!
