10月8日から11日までの4日間、理数科(2年7組)は緑あふれる世界自然遺産の島「屋久島」に行ってまいりました。研修旅行の様子は、前編と後編に分け、前編は主に第1,2日目の様子とフィールドワークの西部林道、後編は第3,4日目の様子とリバーカヤック、シュノーケリングの様子をお伝えします。
屋久島へは、伊丹空港から48人乗りの小型飛行機で、ほぼ貸し切り状態で行きました。朝が早かったので、ベルト着用サインが切れたころには、既に夢の世界に行っている生徒が多くいました。

屋久島空港に到着後、最初の研修先であるヤクスギランドに行きました。研修初日は雨予報でしたが、運よく曇り空で80分コースを満喫することができました。樹齢千年を超える巨木を見て、常に聞こえる川の流れる音を聞いて、森と人の歴史、森の循環について感じることができました。


こちらは、西部林道に向かう途中で立ち寄った、いなか浜です。いなか浜は日本一のウミガメ産卵地で、既に産卵や孵化のシーズンは過ぎていたので、海辺でウミガメの卵の殻を探したり、沖合に見える島々(口永良部島、黒島、硫黄島、竹島)を眺めたりしました。

こちらは西部林道で撮ったヤクシマザルとヤクシカです。最初はサルやシカを見つけて慌ててカメラを向けていましたが、この後もたくさんのサルやシカと出会うことができました。動物たちは、私たちの姿を見ても威嚇したり逃げ出すこともなく、屋久島では人と動物がいい距離感で共存しているのだと思いました。

西部林道は、ガイドさんの案内により、山の中腹から海に向かって降りていくという行程でした。降りたら上がらなければいけませんが、思ったより楽に上がることができ、ガイドさんの案内に感動しました。西部林道は、ガードレールの間から山に入って獣道を進んでいくというもので、先日の台風で倒れた木などがそのままになっており、決して歩きやすくはなかったですが、本当の自然を体験することができました。また、南国で見られるような大きなガジュマルの木やクワズイモの葉を見て、大自然を感じることができました。自然の中は常に川の流れる音がしていて、川で遊べるかもと水着を着て水鉄砲まで準備してきた生徒たちは、昼食後に川に入って自然と戯れていました。


最後は、毎年お世話になっている民宿屋久島の初日の夕飯の様子です。この日は、噂に聞いていたトビウオの姿揚げがでました。宿の食事は、とにかく美味しかったです。屋久島の山と海の幸がふんだんに使われたメニューで、見るもの聞くもの食べるもの全てで屋久島を体験することができました。