鳥取県民の死因の第1位は「がん」であり、日本人の2人に1人が一生のうちに「がん」にかかる可能性があると言われています。本校では、望ましい生活習慣の確立や家族ぐるみでがんについて考えるきっかけ作りを目的に、10月15日、鳥取市立病院の懸樋英一医師を講師にお迎えし、病気にかかりにくくする生活習慣について講演をしていただきました。
本校の卒業生でもある懸樋先生は、ドラマ「19番目のカルテ」でも演じられた総合診療科の診療部長をされています。懸樋先生は、がんの正体、かかりにくくする生活習慣、検診など項目に分けてわかりやすく説明された上、最近ノーベル生理学・医学賞の受賞で話題になった大阪大学の坂口志文先生等が発見した制御性T細胞のがん治療への応用などについても説明してくださいました。
講演終了後、聴講した生徒からは、
- がんになる可能性を少しでも減らすための努力はできるので、規則正しい生活を送りたい。
- がんについてぼんやりとはわかっていたつもりでもよく知れば危険な病気なんだと思った。40歳以上になったら検診を受けてみたいと思った。
- 生活習慣を整えられるように意識したり、時間を見つけてウォーキングをしたり、父と一緒にランニングをしたりして健康的な体を保てるように努力したい。
などの感想が聞かれ、生活習慣の改善やがんについて考えるきっかけになったようでした。
懸樋先生、大変お忙しい中、講演いただきましてありがとうございました。

