本校理数科では「行動から生まれる探究心」を育むとともに,興味関心を持つ科学領域・学問の探究に果敢に挑戦し,新たな夢を創造することを目指しています。学際的なアプローチも奨励し,単に理科や数学といった学問の深化を図るだけでなく,社会の課題解決に寄与貢献できる,そんな人材の育成も視野に入れています。
こうした展望のもと,令和6年12月6日(金),鳥取大学工学部・農学部を訪問し,大学の先生方そして学生さんを講師とした「先端科学実習(鳥取の魅力)」を開催しました。この実習に理数科2年生40名が参加。サイエンスマインドをほとばしらせる,濃密な学びにひたりました。
参加した理数科生徒40名は,それぞれの興味関心に応じて3つのコースに分かれ,鳥取大学工学部あるいは農学部でそれぞれが見学・体験を行いました。
「鳥取大学=地元の,なじみのある大学」といったイメージが生徒に先行していたのでしょうか,実際に訪問し,学ばせていただくにつれじわじわと伝わってくる鳥取大学の研究レベルの高さにどの生徒もが圧倒される,そんな貴重な体験となりました。
自ら出向き,自らの五感を駆使して「本物に触れる」…。「なぜ?」との疑問を放っておかず,科学的な手法を用いて真理を追究・探究する先生方の本気度に触れる。研究の奥深さや醍醐味を知る。そして,そうした研究成果が複雑化した現代の課題解決に寄与貢献する。生徒の多くが,実にたくさんの刺激と示唆を得ることのできた1日でした。
理数科には将来,理工学領域や医療領域での活躍を目指し,そういった学問領域を専攻・研究したい!と,大学進学を希望する生徒が多く在籍しています。鳥取大学の先生方にご指導いただいたこの1日をとおして,自分の将来の姿を思い浮かべた生徒もたくさんいたことと思います。
〈鳥取大学工学部にて〉

〈鳥取大学農学部にて〉

ご協力くださった鳥取大学工学部そして農学部の先生方,学生のみなさん,本当にありがとうございました。今回の実習で生徒が得た「気づき」や「感動」を原動力に,夢を拓き,自らの可能性に限界を作ることなく,果敢に挑戦し続ける理数科を盛り上げていきたいと思います。