今年度も大学教授の住川先生をお招きして書道教室を開きました。「漢字（篆書体）クイズ」では篆書体と今の漢字の違いに驚きながら「面白い！」と興味津々でした。
住川先生の書道を見せてもらうと、「おぉ～！！」と自然と拍手が…。子どもたちの心にしっかり響いたようです。
その後、自分たちも好きな漢字を選んで書をしたためました。住川先生から「よくがんばって書いたね。」、「今にも動きそうだね！」などめいっぱい褒めてもらい、子どもたちのとてもうれしそうな顔が印象的でした。丁寧に心を込めて書くことの気持ちよさを感じられたと思います。また、友だちの書にも「上手！」、「かわいい字！」と言葉が自然と出ていて、認めあう姿がとても素敵でした。
最後に、小学部の合い言葉「伝え合おう・つながろう」を表す書を書きました。学校祭で披露する予定ですので、みなさんお楽しみに！
9月３日に「語彙の習得を目指して」をテーマに取り組んでいる本校の研究実践２年目の校内全体授業研究会を行いました。講師に金沢大学の武居渡先生をお招きし、各学部の取り組みと小学部・中学部の授業を見ていただき指導助言をいただきました。
グループワークでは、中学部の授業を見て良かった点や改善点を話し合い、学校全体で共有しました。武居先生の講演からは「言葉は無限にあるので、言葉を教えることには限界がある。語彙の学習は、分からない言葉を自分で調べる複数の方法を子ども達に身に付けさせること」、「その言葉を使いたくなる環境を作り、子どもの心に合った言葉を投げかけることで身に付くこと」「やり取りの中で、子ども達が発見するのに少し時間がかかるような言葉を投げかけること」等、大切なことを学びました。
今回の研究会で学んだことを生かして、子ども達の語彙の習得に繋げていきたいと思います。
小学部では、ラジオ体操に取り組んでいます。上学年、下学年それぞれ体育の時間にも毎時間取り組んでいますが、先日の木曜日には、元気タイムの時間にラジオ体操の練習をしました。上学年チームのみんなが前に立ち、きびきびとしたラジオ体操をして、お手本になってくれました。そのあと上学年のみんなが下学年のみんなに細かなアドバイスをしました。ラジオ体操コンクールに応募するので、みんなでしっかり、きびきびとしたラジオ体操をできるよう練習していきます。
２年生１４名の福祉型「手話言語基礎Ⅰ」の授業を選択して、毎週手話を学んでいる生徒さんたちを対象に、きこえについての講義と難聴疑似体験、補聴器や補聴援助システムに触れる学習をしました。体験活動では、「補聴器は話声以外の音も大きくなって言っている言葉がわかりにくい」「いつもより相手の顔をよく見て話を聞こうとした」など、様々なことに気づいていました。
学習後の感想では、「聞こえにくいと何を話しているかわからなくて不安になって、あいそ笑いしかできなかった」「周りの音が少ししか聞こえない中では、手話やジェスチャーなど少しの工夫で伝わりやすさが変わるということがわかった。」といった声があり、今後の手話の学習につながる学びの時間となったようです。
長い夏休みが終わり、2学期がスタートしました。始業式ではみんなが元気よく校歌を歌い、学部集会では夏休みの思い出を発表しました。「花火がバーン！大きい。ビックリ！」など思い出を発表し、質問タイムでは「花火は何色でしたか」「黄色」と、友だちとのやりとりを楽しみました。２学期も「伝え合おう・つながろう」を合い言葉に仲よく過ごしていきましょう。
いつも補聴器点検でお世話になっている中国補聴器センターさんと、GNヒアリングジャパンさんに補聴器・補聴援助システムの基礎知識と最新事情についての講演・試聴体験をしていただきました。実際の補聴器から流れる音をヘッドホンを通して聞く「音の体験」をしたり、マイクを使っての補聴援助システムの体験をしたりして、補聴器・補聴援助システムの効果について理解を深めることができました。