校長日誌

どんまい!【学校だよりNO.1(4.10)】

2023年4月10日 16時50分

〇この4月より校長を務めます 中谷 一朗 と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

〇いよいよ、令和5年度が始まりました。入学してくる新入生を含め54名の児童生徒と99名の教職員でのスタートです。学校教育目標である「夢や希望に向かい 自分らしく輝いて たくましく生きる」力を一人一人に育むことができるよう、教職員一同、一丸となって取り組んで参ります。

〇さて、コロナ禍でも「前進」し続けた昨年度までの取り組みを引継ぎ、さらに前進していくために、本年度は「どんまい」という言葉、思いを大切にしていきたいと思っています。誰もが失敗したくない気持ちは同じです。でも、変化の激しいこの社会の中で、前進しようと思えば必ずと言っていいほど失敗はついてきます。でも、そこで、まわりの「どんまい」という声かけや励まし、まなざしがあれば、きっと、もう一度前へ進むことができると思うんです。失敗が失敗ではなく次の挑戦への糧となると思うんです。そんなあったかい言葉や思いであふれているような、そんな学校にしていきたいと思っています。どうぞ、みなさんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

                                   校長 中谷 一朗

【令和5年度第1学期始業式・式辞(4.10)】

2023年4月10日 16時45分

〇今日から令和5年度がスタートしました。みなさんは、この3月までよりも、一つ進級しましたね。おめでとうございます。新しい学年、新しい学級で、「友だちや先生と一緒にがんばるぞ」と、きっと心に思っていることと思います。

〇そんな、みなさんに、校長先生から、3つのお願いです。

〇まず一つ目。「①夢や目標をもとう」。どんなに小さくてもいいんです。ぜひ、夢や目標を持ってほしいです。

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〇続いて二つ目。「②まわりに伝えよう」。自分はこう思う、自分はこうしたい、そういう気持ちを、ぜひ、まわりの人に伝えるようになってほしいです。

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〇最後に三つ目。「③命を大切にしよう」。自分にも、友達にも、先生にも、みんなに命があります。その命を、ぜひ、大切にしてください。

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〇これが、校長先生からの3つのお願いです。さあ、明日には、入学式で、13名の新入生が入学してきます。先生たちも合わせて、153名のみんなで、すてきな学校をつくっていきましょう。

令和5年度の始まりにあたり【職員会(4.3)】

2023年4月3日 16時45分

〇本日、令和5年度がスタートするにあたり、私から皆さんへ、ぜひお伝えしておきたいことを2点お話しします。

〇まず1点目。皆さんの「役割(役職、担当等)」についてです。皆さんの役割の一つ一つに、人間的に「えらい」とか「えらくない」とかの差はありません。当たり前のことですが、「校長だから、皆さんより人間的にえらい」などということは決してありません。あるのは、単なる役割のちがいです。そして、学校という組織において、どの役割も、なくてはならない大切なものであるということです。もっと言えば、鳥取養護学校にとって、皆さん一人一人は、なくてはならない大切な存在であるということです。ぜひ、ご自分の役割に「誇り」「プライド」をもって仕事をしていただきたいと思いますし、合わせて、どの役割に対しても「敬う気持ち」を忘れないでほしいと思います。先週、企画委員会、主事主任会に参加しましたが、主事、主任の皆さんが、それぞれの役割に、真摯に、前向きに取り組んでいこうとされている姿がとても伝わってきて、嬉しくなりました。本日、校長として、皆さん一人一人に、それぞれの役割を安心してお任せします。どうぞよろしくお願いいたします。

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〇続いて2点目。この一年間、私が大事にしたい「言葉」「思い」についてです。3月に出された「鳥養通信」を読みました。その中で副校長先生が「前進」という切り口でまとめられていた文がありました。昨年度、この鳥取養護学校で皆さんが大事にされていた思いとして、コロナ禍でいろいろなことが停滞しがちな世の中においてでも、少しずつでも「前に進もう」とされてきた皆さんの意思が伝わってきました。そして、それを読み終えた私に浮かんだのは「さらに前進させたい」という思い、そして、「どんまい」という言葉でした。だれかが失敗したとき、まわりが「気にするな」「次をがんばれ」という意味でかける言葉だと思います。人が前進しようとするとき、当然、失敗することもあります。失敗しないで生きていくほうが難しいとさえ思います。でも、失敗を恐れていては前に進めません。子ども達も同じです。成長して周りが見えるようになり、周りとの比較で自分を見ることができるようになった子ども達にとって、いちばん嫌なのが失敗することです。失敗することで、自分がどんな目で見られるのか、自分がどんな思いをするのかを知っているからです。皆さんも同じかと思います。でも、失敗のない前進はありません。むしろ、失敗するからこそ、前進できるのだと思います。だからこそ、子ども達にも、皆さんにとっても、「どんまい。」「大丈夫、次はできるよ。」「だから、もう一度やってみようよ。」そんな「あったかい言葉」であふれているような、そんな学校にしていけたらと思っています。

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〇失敗ばかりの校長で、皆さんにはたくさんご迷惑をおかけすることと思います。でも、自分に「どんまい」と語りかけ、少しずつでも前に進んでいきたいと思っています。どうぞ、この一年、よろしくお願いいたします。