PTA進路研修会・PTA会長あいさつ

                   PTA進路研修会

進路対策委員長 前田 徹

 

 令和4917日(土)に、PTA進路研修会を開催し、58名の方に参加していただきました。今回は講師に東進ハイスクール の道土井啓太様をお迎えし、「大学入試の仕組みと保護者としての心構え」と題してご講演いただきました。

 道土井様は、参加者が全学年の保護者ということで現在の入試制度に加え、2年後に大きく変わる入試制度についても詳しく教えてくださいました。その中で入試制度が変わる理由について、これからの変わりゆく時代の中で求められる力が知識や技能だけでなく、思考力・判断力・表現力と主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度が必要とされるようになっていくことを丁寧に説明してくださいました。

 後半は、大学進学にかかる費用や親の心構えについて、資料を用いたり自分の経験談を交えたりして話してくださり、とてもわかりやすく自分ごととして聞くことができました。

 特に、親の心構えについては親としてかける言葉に気をつけたいと思いました。私は道土井様が言われるNGワードをよく使っていることを反省しました。今後は子どもがやる気をもてるように前向きな言葉をかけ、子どもにとっての良き支援者、良き理解者になろうと思いました。親が変わることは難しいですが、子どものためならできるはずです。では、いつから変われば良いでしょうか?そうです。『今でしょ??

 最後になりますがお忙しいところ協力、参加いただいた保護者の皆様、先生方本当にありがとうございました。                                            

 

PTA人権教育保護者研修会

人権教育推進委員長 上田 博光
 
 令和4年1月15日(土)にPTA人権教育保護者研修会を開催いたしました。新型コロナウイルス感染拡大防止として、マスク着用・検温・手指消毒・ソーシャルデイスタンスの確保など対策を講じ実施しました。当日の参加者を、文書・ホームページで募集したところ、16名の申し込みがあり視聴覚室で開催しました。研修会の講師として、日本赤十字鳥取県支部キャリアスタッフの中原眞理子氏をお招きし、『これからの新型コロナウイルス感染症への対応 ~負のスパイラルを断ち切るために~』を演題とし、ご講演を頂きました。
 私たちの生活に影響を及ぼすウイルスは長期化するかもしれませんが、感染症を防ぐ為に、マスク着用、手指衛生、換気、黙食の基本が大事だという事。感染症にふりまわされないために、自分自身がゆとりを持ち色々な角度(考え方、気持ち、ふるまい)から観察して気づき、聴く力が大切だという事。自分の安全や健康のために必要な事を見極めて自ら選択し、今の状況だからこそ出来る事に取り組んでいき、自分を支える力を高める事。この事態にそれぞれの場所で感染拡大しないように頑張っている方々へねぎらい、敬意を払う事。色々な情報、確かな認識のない中、見えない敵(ウイルス)の不安から特定の人・地域・職業などに対して『危険』・『バイ菌』といったレッテルを貼る心理による差別や偏見を絶対に行わない事。すべての人が感染対策の知識や認識を共有する事が大切であるという事を学びました。
 その後、八頭高校 副校長 岡田優先生より新型コロナウイルス感染症に対する、鳥取県並びに八頭高校の現在の状況、防止策、対応、配慮、取り組みについて詳しく説明して頂きました。
 お忙しいところご都合をつけて御協力、参加いただいた保護者の皆様、先生方には大変お世話になり、感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

PTA人権教育保護者研修会

PTA人権教育保護者研修会の案内です

2021 人権保護者研修会

3年PTA研修会

3年委員長 福山 博俊

 令和3年7月17日(土)、3年PTA研修会を開催し、48名の方にご参加いただきました。今回は、最新の大学入試情報について認識を深めるため、進路指導部の下谷慎一先生に「大学入試改革と入試の動向」と題してご講演をいただきました。
 下谷先生は、大学入試の仕組み、入試改革の現状、近年の入試動向、八頭高生の現状、受験生・保護者の心構えなどについて、資料を交えながらお話をされました。その中で、①難易度が同程度でも共通テスト重視型、共テ・2次バランス型、2次重視型など、大学ごとに特徴があること、②入学定員の厳格化により都市部の私立大学の難易度が上がっていること、③国数における記術式問題や英語民間検定の導入は見送られ、平均点は下がることが予想されることなどを紹介。そのうえで、④受験生は目標を設定し、達成に向けて自分をマネジメントすること、⑤保護者は勉強に集中できる環境づくり、健康管理、子どもを信じて見守ることでそれぞれ頑張ることが大切であることなどを述べられました。また、大学にかかるお金の話も大変参考になるものでした。
 今回の研修会は、わが子の大学受験に向けて欲しい情報を得られただけでなく、改めて進路について子どもと話をするきっかけを提供していただきました。これまでは、進路の話にどこか「わずらわしさ」を感じ、親も子も本気で話し合うことを避けていたところがありました。講演の中であった「『教育』は『共育』、親も子も成長する あわてズ あせらズ あきらめズ」という言葉を念頭に、かなりスタートが遅れましたが、ここから親子で頑張ってみたいと思います。
 最後に、今回の研修会の開催にあたり、ご尽力いただいた先生方に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 

1年PTA研修会

1年委員長 鎌谷 大心


 令和3年7月11日(日)に1年PTA研修会を開催しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、検温、手指消毒などの対策を講じ実施しました。当日の出席者を募集したところ、154名の申し込みがあり、当初視聴覚室での開催を予定しておりましたが、変更して北体育館で開催いたしました。
 本校は2年次より類型制となっており生徒が進路に応じて、探究理科・探究文科・看護医療・体育・総合理科・総合文科の6類型から選択することになります。進路を決めるうえで重要な選択であるため、保護者の皆様にもご理解いただくことは必要と考えます。
 入試科目と文理選択、類型の特色、類型科目の選択の流れについて、担当の先生方にご説明いただきました。大学入試改革やコロナの影響により社会全体が激変している時代です。生徒たちの今後の活躍を祈らずにはいられません。そのためには正確な新しい情報収集と迅速な対応が大事だと思われます。多数の参加者があり非常に有意義な研修会になったと思います。
 最後に開催にあたり、梅雨の蒸し暑い中、ご協力いただきました役員の保護者様、各担当の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
  当日のパワーポイント資料は、GoogleClassroomに掲載しましたので、お子様にご確認ください。
 また、当日参加できなかった保護者様には、説明会を録画した動画をご案内します。現在、編集中です。準備が整い次第GoogleClassroomにて案内しますので、お子様にご確認ください。
  

PTA会長挨拶

PTA会長あいさつ
PTA会長 波多野 和歓


 新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、昨年に引き続きPTA総会を書面による決議に代えさせていただいた中で、この度会長職を拝命することとなりました。
何分不慣れなこともあり、ご不便をお掛けすることも多々あろうとは思いますが、会員の皆様のご理解とご協力をいただきながら、役員一同与えられた職責を全うしたいと考えておりますので、ご意見をいただくことはもちろん、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。
 さて、皆様もご存じのとおり、新型コロナウイルス感染症は変異株の種類も増え、鳥取県におきましても予断を許さない状況にあり、私たちの生活に脅威と変化を及ぼしています。もちろんわが校の生徒たちの部活動を含む学校生活に多大な影響を及ぼしており、各種学習機会の制限、研修旅行等恒例行事や部活動の遠征を含む対外試合の中止や延期等々枚挙にいとまがありません。一刻も早くコロナ禍が収束し、皆が安心して生活できる世の中に戻ることを切に願うばかりです。
 また、大学入学制度がセンタ-試験から大学入学共通テストに変更され、思考力が重視されるようになりました。昨年の実施状況を踏まえますと、いくつか改善の余地があるものの今後しばらくはこの形態による入試が行われるものと思います。
 我々保護者は子どもたちの夢と希望を実現させるため、家庭をはじめとする私生活部分での支援はもとより、保護者自らも学習して時代の変化に対応していくための努力が求められています。
そうした中で、PTA役員執行部は学校職員と連携し、対象とする学年や内容について適宜必要とする各種研修会を企画運営してまいりますので、より多くのご参加をいただければと思います。
最後になりましたが、PTAでは学校内はもとより、地域の方々と連携して八頭高全体を盛り上げる様々な活動を推進し、生徒が学校や地域に誇りをもった次世代を担う人材を育んでいく取り組みを進めてまいりたいと考えていますので、会員の皆様におかれましても、格段のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


感謝の気持ちを込めてサプライズを企画!~令和2年度卒業式を終えて~

 令和3年3月1日、卒業式が行われました。
 3年生の保護者の皆様、ご子息・ご息女のご卒業おめでとうございます。
 コロナ禍で学校運営やPTA活動、子どもたちの学校生活において様々な制約がある中、校長先生を始め、多くの先生方のご尽力のおかげで、無事に卒業を迎えることができました。卒業式の終わりには、3年間お世話になった学年長の山根先生へサプライズで第3学年保護者一同より、感謝の気持ちとたくさんの愛をこめて花束を贈らせていただきました。子どもたちはこの八頭高校での3年間で築き上げた経験と思い出を胸に、新しい世界でも頑張ってくれることと思います。
 本当にありがとうございました。
                      PTA第3学年委員長 山下和弘

「自己に適した一能一芸」に出会う

 30年近く前のことです。生物教師である私は、自己研鑽を兼ねて愛知県犬山市にある日本モンキーセンターを訪問したことがあります。ここは、世界屈指の霊長類(サルの仲間)動物園で、隣接する京都大学霊長類研究所と連携し、世界中に生息する霊長類の飼育、研究、公開を行っています。私なりに下調べをし、テーマを持った上で、いろいろなサルの行動や生態について実際にこの目で確かめてみようとの思いがあり訪れたものです。平たく言えば授業のネタ探しです。
 あるサルの前でしばらく立ち止まり、行動を観察していたところ、背後で2人の若者が熱心に議論している声が耳に入ってきました。主たる質問者は高校生(もしかすると中学生?)と思われる男性、回答者はセンターの若手研究者(もしかすると霊長研の院生?)と思われる男性です。2人とも質問者、回答者の域を超え、目を輝かせながら、興奮気味に研究の魅力や将来の夢を語り合っているではありませんか。しかも、話題は霊長類に関するあらゆる研究領域を網羅し、更にはわれわれ人類の行く末にまで及ぶ壮大な議論に発展しています。その応答の内容から判断すると、この生徒の知識は当時の私の知識レベルをはるかに超えていたことは明らかです。思わず、「スーパーマン!」と心の中で叫んでしまったことを覚えています。
 近年、各界に「スーパー高校生」たちが出現しています。彼らは、親もしくは周囲の誰かの影響を受け、早期に鍛錬を積み重ね、同年代の人が得ることのない能力を若くして獲得したものと思います。心にヒットする何かに出会い、あたかもスポンジが水を吸収するが如く知識や技能をふんだんに蓄積させ、才能を開花させていったのでしょう。しかしながら、彼らはたまたま早熟であっただけで、それが本人にとってよかったかどうかは後の評価に委ねざるを得ません。そのような出会いのなかった多くの人たちにとっては、日々の学校生活の中で思索を巡らすことこそが出会いの最大のチャンスであるように思うのです。当然、時期については早いに越したことはありませんが、後々の鍛錬に要する時間を考慮すると、高校時代までが望ましいと私は考えています。
明治の歌人与謝野晶子は、その著書の中で、何でもいい、一つのことでいいから自分に合ったことを見つけ、それを極める生き方をすることを推奨しています。そして、「人間は何事にせよ、自己に適した一能一芸に深く達してさえおればよろしい。」という言葉を残しています。私は、この言葉は、時代が移り変わろうとも、人間が社会生活を営んでいる限り決して色あせることのない名言であると思っています。「自己に適した一能一芸」との出会い。人は、いろいろな経験を通してそれを見極め、生涯にわたって追い求めていくものではないかと思うのです。人生は長い。皆さんの前途には果てしない大海が広がっています。

校長 加賀田 剛