令和5年11月10日(金)、「新しい学びの創造事業」に係る「主体的・対話的で深い学び」教員スキルアップ事業の取組として、埼玉県・西武学園文理中学・高等学校から土屋進一先生を講師としてお迎えして、授業研究会を開催しました。

土屋先生には、1年2組の生徒に「論理・表現Ⅰ」(英語科)の授業をおこなってもらいました。生徒が英語でクイズを作り、ペアの相手に出題をする活動を行うことで「to不定詞」が身についていくなど、生徒が主体となり、教え込まなくても学びを深める工夫がされた展開で、生徒は楽しみながら学習することができたようです。

他校の先生方も含めて多くの先生が授業参加し、生徒が積極的に活動に取り組んでいる様子を参観しました。その後の研究協議会で意見交換をし、今後の自身の授業を生徒の主体的で深い学びになるようにするアイデアを得ることができました。

11月9日(木)放課後、米子在住で、東亜ソフトウェア株式会社に勤務している外国人エンジニアの方6人が本校を訪れて母国について紹介してくださいました。

ネパール、インド、ロシア、ブラジルの文化、自然、料理について、プレゼンテーション資料を使って英語で、時々ジョークを交えながら楽しく紹介してくださいました。

本校の生徒は、ESSクラブの部員だけではなく、多くの生徒が海外に興味を持って参加してくれました。予想以上に多くの生徒が参加してくれたので、次回はより大きい会場で直接英語で交流できる機会を作る予定です。

玄関横の黒松の剪定が始まりました。
「翠会(同窓会)」「翠風祭(学校祭)」などにも用いられる本校の「翠」は松の翠と考えます。
職人の方が手間をかけて美しい形に整えていきます。

学校生活
令和5年11月2日(木)5限に本校3年次生 発展現代社会および政治・経済の授業において、社会とつながる学びの一環として「年金セミナー」を実施しました。
講師として、日本年金機構 地域年金推進員 安藤順一さんをお招きし、「知っておきたい年金のはなし」をテーマに、社会保障制度の一つとしての社会保険の位置づけや公的年金制度の概要について講話をいただきました。
3年生は年金制度に係る年齢に近いということもあり、特に加入する年齢や手続きについて詳しく話を聞きました。公的年金制度の仕組みや基本理念について、正しい理解を深めることができました。

11月6日(月)、令和5年度第2回学校運営協議会を開催しました。
学校自己評価の中間評価や、スクール・ポリシー等について協議し、ICT活用や英語教育の推進、家庭学習の工夫等、様々な観点から貴重な意見をいただきました。
また、授業を参観いただいて感想や意見を頂戴しました。
委員の皆様、ありがとうございました。
いただいた御意見をもとに、生徒の成長につながる学びが実現するよう取り組んでいきます。
第34会伊藤園お~いお茶新俳句大賞に入賞(佳作)しました。
応募総数192万1,404句
「早朝の闇を駆け抜くキハ40」
制作意図:山陰の厳しい冬に抗うように走る始発の山陰本線。まだ暗い早朝、米子に向けて私を運んでくれるキハ40の強さを表現しました。(2年 舩木大知さん)

演 題 あいサポート研修 ~障がいを知り、共に生きる~
講 師 赤井 寿美さん
(NPO法人鳥取県障害者就労事業振興センター・あいサポートメッセンジャー)
1年次生人権教育LHRでは、毎年外部講師の方をお招きして人権教育講演会を開催しています。今年度は、10月18日(水)に、NPO法人鳥取県障害者就労事業振興センター事務局長の赤井 寿美さんにお越しいただきました。
まず、「あいサポート運動」は誰もが様々な障がいの特性、障がいのある方が困っていること、障がいのある方への必要な配慮を理解して、ちょっとした手助けや配慮などを実践することで、障がいのある方が暮らしやすい社会をみんなでつくっていくことを目的とした運動であることを紹介してくださいました。そして「あいサポート運動」が平成21年に鳥取県から始まったこと、平成29年に施行された「あいサポート条例」の中で、県民全体で取り組むべき運動と位置づけられたことを説明してくださいました。
次に「あいサポート運動」が生まれた背景には、社会的障壁(一人ひとりの無理解や配慮不足・慣行・観念)があることを説明されました。社会的障害をのりこえるためには、さまざまな障がいを知ることが大切です。講演を聴かせていただいた生徒・教職員・保護者全員が、障がいのある方が日常生活で困っておられることや、ちょっとした手助けや配慮の方法を理解できるよう、DVDを見ながら時間をかけて説明してくださいました。
講演を聞きながら、多くの人が「障がいのある方をひとくくりに見るのではなくその人自身を見て接することが大切である」「障がいのある方が困っていそうだったら勇気をもって声をかけてみよう」「その人自身の個性や得意なことを生かせることを一緒に考えることが大切である」と考えました。これからも、共生社会について、みんなで学習を積み重ねていきましょう。

演 題 「「なぜ部落史を学ぶのか」~部落差別のない社会をめざして~
講 師 西村 敦郎さん(琴浦町立赤碕文化センター)
2年次生人権教育LHRでは、毎年外部講師の方をお招きして人権教育講演会を開催しています。今年度は、10月11日(水)に、琴浦町立赤碕文化センター館長 西村敦郎さんにお越しいただきました。
部落史についての研究は、近年めざましい深まりと広がりがみられ、部落史の学習の見直しが進められています。今回の講演では、江戸時代からではなく、中世から今日までの部落史について丁寧に説明し、そこから私たちが学ぶことは何か、語りかけてくださいました。
まず、社会の中で差別のはじまりとなっていたものは、よくわからないもの、「自分とは違う」と感じたものを排除する意識であったこと、その中で、差別されていた人々が、差別をなくしていきたいという強い願いをもってたたかった姿勢、社会の中で生産や文化の発展に貢献し懸命に生きてきた姿勢に着目しました。また、差別が当たり前とされていた時代に、差別をしない生き方をした人たちがいたことにも着目しました。そして、どのような社会のしくみや人々の意識が部落差別を温存してきたのかを問いかけられました。
講演を聴かせていただいた生徒・教職員・保護者全員が、同和問題をはじめ様々な人権課題に対して、「人はなぜ差別をするのか」を人々の生活や社会の構造からとらえなおしていくことから、自分はどうあるべきか、改めて考える機会になりました。
10月25日の昼休憩に大会議室(コモンホールから変更)で、短期留学生のヴォイテク君が母国ポーランドについて、英語で紹介してくれました。
大会議室がほぼ満席になるくらいの生徒が集まってくれた中で、彼が自分の住んでいる町やポーランドの食べ物について写真を示しながら説明してくれました。発表の後には、生徒から、好きな日本の食べ物や日本の言葉などについての質問を受けて答えてくれました。また、1年次男子生徒は、自分の夢を英語で語り、ヴォイテク君の夢についてもたずねていました。
本校生徒も、ポーランドなど海外の国に興味を持って視野を広げてくれることを期待しています。




10月13日(金)に、「エキスパート教員公開授業(数学)」を行いました。
県教育委員会指導主事や県内他校の数学科教員の8名が来校して下さり、本校の教員とで公開授業(「数学B 統計的な推測」、授業者は鳥取県エキスパート教員の奥田俊一朗主幹教諭)の参観、その後に研究協議を行いました。
授業は仮説検定の考え方を学ぶという内容で、生徒たちは1人1台端末(Chromebook)を活用して統計の実験や分析を進めました。


研究協議では、授業内容や授業展開の仕方、ICT活用についてなど、参加者それぞれの視点での意見を交換し、指導方法についての考察を深めました。
本校や鳥取県の県立高校の教科指導力を高め合う機会となりました。