会場は「しののめ会館」。審査員として鳥取大学農学部 霜村教授をはじめ3名の専門家の先生をお招きしました。また,「理数科での学びや先輩が本気で取り組んできた理数探究リアルに触れたい」という1年生(希望者)も参観。今年度理数科2年生の取組に興味津々の先生方も続々と来場。会場はいやがおうにも,ワクワク感と緊張感が高まります。
本選へと駒を進めた4グループの発表テーマは,それぞれ次のとおりです。(発表順)
▶アルテミアにおける走光性についての研究(分野:生物)
▶大豆(オカラ)を用いた生物由来の生分解性プラスチックの製造とその可能性(分野:化学)
▶キノコの菌床栽培において添加物が与える影響(分野:生物)
▶キチンナノファイバーの菌類・細菌類との戦いの記録~実用化を目指して~(分野:化学)
活発な質疑応答そして慎重な審査の結果,最優秀発表賞に輝いたのは…
「キチンナノファイバーの菌類・細菌類との戦いの記録~実用化を目指して~」(分野:化学)」
のグループでした!おめでとうございます!

続く優秀発表賞には
「大豆(オカラ)を用いた生物由来の生分解性プラスチックの製造とその可能性」(分野:化学)
のグループが選出されました!

どのグループも予選よりさらにパワーアップした内容の発表を繰り広げてくれました。細部まで作りこまれた発表スライドからは,準備にかけた時間と生徒の情熱がうかがえます。
審査員の方々からの専門的な質問に物怖じすることなく,堂々と答えている姿も印象的でした。これまで途方もない時間と労力をかけて研究に向き合ってきたことが伝わってきました。

研究の道は果てしなく,終わりがありません。知れば知るほど,わからないことも増えていきます。課題研究に取り組んだ理数科生徒は,この課題研究をとおして研究のそうした奥深さと科学の奥深さを身をもって体験しました。この経験が生徒の今後の人生において貴重な財産として活きてくれると嬉しく思います。