今回お招きした東京大学 吉江先生は,ポリマー材料の分子構造から高次構造の多階層構造をダイナミックに制御することで、高靱性・自己修復性を有するポリマーや自然環境中で分解するポリマーなど、特徴ある機能性材料の創出に取り組まれています。今回の「ハイレベルセミナー」では,吉江先生が取り組まれている最先端研究の内容について講演していただき,「不死身のヒーロー」の異名を持つ、切っても元に戻るゴムの紹介もありました。
全校生徒から希望者を募り、45名が参加しました。参加した生徒(特に1年生)は、難しい内容に頭から湯気を出しながらも、先生の丁寧な説明に耳を傾け続けることにより、新しい世界の広がりを感じているようでした。大学進学を控える3年生は、大学進学だけでなく大学院での研究にも胸を膨らませているようでした。
セミナーの様子

生徒アンケートより(一部抜粋)
〇 ゴム以外への応用の可能性も感じられてすごく興味深かった。大学進学後の進路に対して意欲が増した。(3年生)
〇 おっしゃていることがほとんど理解できて、難しいことをかみ砕いて話をされていると感じました。とてもありがたいと思いました。(3年生)
〇 今までは自己修復する物質はアニメやドラマの世界だと思っていたけれど、もうその考えは間違いであることが分かりました。(2年生)
〇 化学の教科書に書いてあることを応用すれば、こんなことができるんだという気付きがあって、面白かったです。(2年生)
吉江先生、本当にありがとうございました。