1年生は4月~7月の4か月間,探究学習における基本的な作法を習得するとともに,自分が本当に探究したいことを取り上げた個人探究に取り組みました。テキストとして活用するのは本校オリジナル教材。このテキストは,本校における探究学習の醍醐味や目標への思いを込めて次のように名付けられています。
小・中学校で取り組んできた総合的な学習の内容との親和性も高い本校の「鳥取学」。地域社会をより深く知り,地域を創る皆さんと実際に係ることをとおしてより主体的な活動となるよう,10月2日(水)8限目に関係のみなさんに来校いただき,「鳥取学分野別企画会議」を開催しました。
1,2年生の「総合的な探究の時間」を活用して取り組んでいる「鳥取学」。本年度の1年生では1学期に探究手法について学び,9月から「鳥取学」を本格的にスタートさせました。1年次「鳥取学」では,最終的には鳥取エリアを中心とする県内22の施設等を7つのコースに分け,12月に実地訪問するのですが,ただ訪問するのではなく,事前に各施設等から出された課題に対する回答をそれぞれの訪問地で発表(プレゼン)する内容になっています。
そこで今回,各施設等から出される課題を1年生がより適切に理解できるよう,「鳥取学」にご協力くださる地域のみなさまに来校いただき,生徒との直接対話を重視した企画会議を開催しました。一部,オンラインでのご指導をお願いしたところもありましたが,12月に訪問が予定されている関係施設・機関等の事業内容や事業をとおした地域社会とのかかわり,さらには業界が抱えている課題や問題等についても教えていただきました。
1年生は,今回の企画会議で感じたことや気づいたこと,発見したことなどを踏まえ,施設や企業等から出された課題についての自分(達)なりの回答や提案について考えていくことになります。
鳥取県が抱える課題もあれば,世界が抱える課題もあります。そのような大きな「問い」を考えていくことはとても難しいことではあります。また,答えが1つに収束されるとも限らないでしょう。
ですが,1年生のみなさんには「考えること」をあきらめないで挑戦してほしいと思います。それぞれのグループで研究や検討を重ね,今,自分(達)に出せるBESTの回答をそれぞれの訪問先にぶつけてもらいたいと思っています。