鳥取東高女子サッカー部も,失敗経験やプレッシャーを力に変えてサッカーを心から楽しんでいます。「パスをことば」とするサッカーの醍醐味。それぞれの持ち味を生かし,それぞれの役割を果たして,勝利にひたむきに向かうチームワーク。やればやるほどサッカーは面白い。そして,楽しい。
師走に入り,さすがに肌寒さを感じるようになった12月7日(土)。でも日中は柔らかな日差しが天然芝をやさしく照らす,絶好の運動日和となりました。
果たして,会場となった鳥取東高第3グラウンドのピッチには,「寒さなんてへっちゃらさ!」といわんばかりの元気な子ども達がなんと,23名も集まってくれました。鳥取東高女子サッカー部員のモチベーションは爆上がりです!

とはいえ,サッカーはやはりハードなスポーツ。全身を使います。女子サッカー部員ははやる気持ちを抑え,子どもたちと一緒にまずは準備運動。子ども達の様子を見ながら徐々に身体を温めていきました。

参加した子ども達の中にはもちろん,天然芝で,本物のサッカーボールを蹴ってみるのが初めてという,そんな子もいました。「ボール,思ってたよりおっきくて重たいな。」「こんなボールがこっちにくるなんて,ちょっと怖いな」そんなことを感じる子がいたって不思議ではありません。
そこで,集まってくれたどの子もがサッカーを楽しんでもらえるよう,ボールの蹴り方やコツ,パスについて,部員は自分達が初歩的な練習をしていた頃のことを思い出しながら,一人ひとりに丁寧に教えました。

そして…お待ちかねの,実戦形式のミニゲームへ!
動きながらボールを追いかける疾走感を楽しんだり,芝の状態によって転がり方や跳ね方が変わるボールの状態に翻弄されたりしながらも,みんなが楽しそうにサッカーに興じていました。ファインプレーあり,珍プレーあり。子ども達はもとより,その様子を見守る部員そして保護者のみなさんも大いに盛り上がりました。どの瞬間も,本当に楽しそうにボールを追いかける子ども達の姿。本当にまぶしくみえました!

集まってくれた子ども達とサッカーをとおして楽しい時間を過ごした部員の一人は,次のような感想を寄せてくれました。
▶今回の「なでしこひろば」をとおして,子どもとかかわる楽しさを実感しました。最初は緊張してお母さんの後ろに隠れていた子どもが,「なでしこひろば」の終盤,目を輝かせて楽しそうにボールを蹴っている姿を見て,とても嬉しかったです。サッカーと出会う機会が増えることで,今日の企画に参加してくれた子ども達がサッカーの楽しさを実感し,これからもサッカーを続けたいな,と思ってくれるといいな,と思います。
今回の企画の趣旨にご賛同くださり,お子様を会場まで連れてきていただいた保護者のみなさま,ご協力に心から感謝申し上げます。女子サッカー部員も本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
教える側だったはずの部員達が子ども達からたくさんのことを教えてもらった1日。「サッカーは喜び。サッカーは楽しむものだ。」とのこのことばの意味と意義を再認識できた1日。令和6年12月7日は,鳥取東高女子サッカー部員にとって,思い出深い,とても素敵な1日になりました。