第2学年「鳥取学」地域探究は、地域の企業、教育・研究機関の方々と協働しながら、地域・社会にある課題解決に向けた取り組みを行うことで、郷土や自然に愛着を持ち、新たな価値を創造する高校生の育成を目指して実施します。
今回は6コース11の提携先から18名の方に本校へお越しいただきました。まず、各グループが探究活動の進捗状況を報告し、担当者の方から助言をいただきました。どのグループも自分たちの作成した案に対する助言を熱心に聞き、担当者の皆さんからの熱い思いを感じ取っていたようでした。
いただいた助言をもとに検証方法等を見直し、夏休み中にグループで検証活動を行います。9月には、フィールドワークや試作品の作成など、さまざまな報告が聞けることを楽しみにしています。
コース①鳥取の歴史や文化を活かし魅力ある観光地に(地域創生学・観光学)
連携企業A:吉岡温泉会館一ノ湯
探究課題:鳥取における(全国における)温泉地の中で、吉岡温泉がこれからも残っていくにはどのように取り組んでいけばよいか?

連携企業B:一般社団法人 鳥取市観光コンベンション協会
探究課題:鳥取砂丘"だけ"で終わらせない観光ルートの魅力発信戦略を考えよう!

コース②医療・福祉の面から全ての人を支える鳥取に(社会福祉学・心理学)
連携企業A:社会福祉法人 鳥取県社会福祉協議会
探究課題:高校生などの若い人が将来の就職先として選びたくなるような福祉職場の魅力(お宝)を調べたうえで、SNSなどで幅広く発信するための広報素材(PR動画、ポスター等)を作成する。

連携企業B:一般社団法人 Psychoro
探究課題:メンタルヘルスの問題を"自分ごと"として捉えてもらうために、どのような発信や企画ができればいいか。

コース③成長分野で次世代鳥取をつくる(機械工学・情報工学・デザイン学)
連携企業A:株式会社 清水
探究課題:若者が"ものづくり"に興味を持ち今後の製造業の担い手となるには地域・企業として何をすべきだろうか。

連携企業B:株式会社 Web もり
探究課題:鳥取の情報サイトtory(トリー) では20代から50代の利用が多いので、10代(高校生)にも利用してもらいたい。

コース④大自然をいかし魅力あふれる鳥取に(農学・畜産学・マーケティング学)
連携企業A:株式会社 兎ッ兎ワイナリー
探究課題: 「醗酵の町・国府町」を醸成する新しい地域特産品(農産加工食品)の企画。

連携企業B:有限会社 ひよこカンパニー
探究課題:大江ノ郷自然牧場(ココガーデンや大江ノ郷ヴィレッジ)に来てくださったお客様に、広くオオエバレーステイを知っていただけるような情報発信データ(動画・チラシなど)を作成する。

⑤子どもたちの笑顔あふれる鳥取に(教育学・児童学・スポーツ学)
連携企業A:合同会社 イッポラボ
探究課題:イッポラボは子ども向け運動教室「イッポラボアスレティックス」を鳥取県内で展開していますが、どのような運動(または活動)ができれば、子ども(特に小学生)は参加したくなると思いますか?みなさんのアイデアを教えてください。

連携企業B:NPO法人bankup
探究課題:高校生の探究活動がどうすればより活性化するのか考えてみよう。

コース⑥新たなビジネスチャンスで活気あふれる鳥取に(経済学・経営学)
連携企業A:株式会社 シーセブンハヤブサ
探究課題:隼Lab.を鳥取県東部の中学生・高校生を中心に広い世代にも日常的に使ってもらえる場にするために、現状の課題や必要な仕組み作りを明らかにし、"楽しく"解決するためのアイデアを提案する。
連携企業B:株式会社 丸由百貨店
探究課題: 10代、20代や親子連れの集客が見込める丸由百貨店の屋上イベントを企画する。
なお、一連の探究活動の成果はスライドにまとめ、10月22日(水)に発表会を行います。引き続き、提携先の方々にはお世話になります。