最近では情報技術の発展に伴い、あらゆる産業で生産システムの自動化、省力化が進んでいます。
 機械科では機械に関する基本的な知識や技術、また、コンピュータ制御による機械加工などの先端技術を学習し、機械技術者として活躍できるエキスパートの育成をめざしています。学習の中心を設計、製図とし、体験的な学習で理解を深めてい
きます。





教育課程をPDFファイルで表示します。
令和6年度実施教育課程表.pdf







 専門教科では機械製図の読み方や描き方、機械設計の力の計算方法などを中心に学習します。 工業技術基礎・実習では機械加工、溶接、原動機、計測・制御などの基礎的な作業を通して技術を習得します。

主な専門科目の学習目標

☆製 図
 製図に関する日本工業規格(JIS)および各学科の専門分野の製図について基礎的な知識と技術を習得させ、製  作図・設計図などを正しく読み、図面を構想し作成する能力と態度を育てる。


☆機械設計
 機械設計に関する基礎的な知識と技術を習得させ、機械・器具などを創造的,合理的に設計する能力と態度を育てる。

☆工業技術基礎
 工業に関する基礎的技術を実験・実習によって体験させ、各分野における技術への興味・関心を高め、工業の意義や役割を理解させるとともに工業に関する広い視野を養い、工業の発展を図る意欲的な態度を育てる。


☆実 習
 工業の各専門分野に関する基礎的な技術を実際の作業を通して総合的に習得させ、技術革新に主体的に対応できる能力と態度を育てる。


☆課題研究
 工業に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、専門的な知識と技術の進化、総合化を図ると共に問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てる。



技能検定3級(普通旋盤作業、機械検査作業)、基礎製図検定、機械製図検定、初級CAD検定、ガス溶接技能講習、計算技術検定、危険物取扱者、パソコン利用技術検定

日誌

機械科 課題研究「工業で課題解決(医工連携)」地域医療機関と連携した取り組み

2024年10月17日 17時26分

機械科3年生の生徒4名が、地域医療機関の鳥取生協病院から依頼を受け、CT装置の造影検査時使用する補助具の共同研究・製作を行っています。プロトタイプを製作し、実際の医療現場での使用を通じて補助具の機能や性能を評価していただきました。診療放射線技師の方と意見交換を行い改善点を洗い出し、今回は、でき上った2号機の引き渡しに行ってきました。生徒たちは医療現場や社会の課題解決に工業のちからが貢献できたことを実感しました。この連携はこれからも続きます。

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       オンラインミーティング               旋盤による部品加工

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担当者に向けて、改善点を形にした2号機のプレゼン   実際にCT装置の前で、使用状況、効果について説明

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     せっかくなので自分たちも体験              左 2号機    右 プロトタイプ

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   チーム鳥工&鳥取生協病院職員さんたち

 ちなみ、2号機の名称は「シータ君」となりました。