最近では情報技術の発展に伴い、あらゆる産業で生産システムの自動化、省力化が進んでいます。
 機械科では機械に関する基本的な知識や技術、また、コンピュータ制御による機械加工などの先端技術を学習し、機械技術者として活躍できるエキスパートの育成をめざしています。学習の中心を設計、製図とし、体験的な学習で理解を深めてい
きます。





教育課程をPDFファイルで表示します。
令和6年度実施教育課程表.pdf







 専門教科では機械製図の読み方や描き方、機械設計の力の計算方法などを中心に学習します。 工業技術基礎・実習では機械加工、溶接、原動機、計測・制御などの基礎的な作業を通して技術を習得します。

主な専門科目の学習目標

☆製 図
 製図に関する日本工業規格(JIS)および各学科の専門分野の製図について基礎的な知識と技術を習得させ、製  作図・設計図などを正しく読み、図面を構想し作成する能力と態度を育てる。


☆機械設計
 機械設計に関する基礎的な知識と技術を習得させ、機械・器具などを創造的,合理的に設計する能力と態度を育てる。

☆工業技術基礎
 工業に関する基礎的技術を実験・実習によって体験させ、各分野における技術への興味・関心を高め、工業の意義や役割を理解させるとともに工業に関する広い視野を養い、工業の発展を図る意欲的な態度を育てる。


☆実 習
 工業の各専門分野に関する基礎的な技術を実際の作業を通して総合的に習得させ、技術革新に主体的に対応できる能力と態度を育てる。


☆課題研究
 工業に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、専門的な知識と技術の進化、総合化を図ると共に問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てる。



技能検定3級(普通旋盤作業、機械検査作業)、基礎製図検定、機械製図検定、初級CAD検定、ガス溶接技能講習、計算技術検定、危険物取扱者、パソコン利用技術検定

日誌

機械科 レーザー搭載加工機 贈呈式

2019年7月9日 19時03分

寄贈型私募債(教育機関寄贈型)により、丸石産業株式会社様と山陰合同銀行様の連名でレーザー搭載加工機を贈呈していただきました。その贈呈式が7月9日(火)本校校長室で行われました。この加工機は、持ち運び可能で手軽に操作、加工作業を行うことができます。実習や課題研究の授業で高度な機械加工について学習できるのはもちろんのこと、校内外でのイベント、中学校等への出前授業など、その機動性を活かした活用で、多くの方に工業分野やものづくりの魅力を伝えることがきるものと考えています。生徒、職員一同大切に使用させていただきます。

(※レーザ加工:(機械分野では「レーザ(laser)」と呼ぶ。)レーザと呼ばれる特殊な光のもつエネルギーを、熱エネルギーに変換して工作物を局部的に加熱して切断、穴あけなど微細な加工を行うことができる。)


丸石産業株式会社 代表取締役 安木恭次 様は本校のOB(建築科S38年3月卒)で、母校への思いや当時の学校の様子など、懐かしいお話を聴かせていただきました。
 
お礼は、レーザで彫刻した割りばしを。